2. 【5月債の振り返り】10年債の利回りを整理

5月は長期金利の上昇を受けて個人向け国債、地方債ともに4月債対比で利回りが上昇しました。

個人向け国債は4月債の1.55%→1.67%と、0.12%高くなりました。

一方、地方債の利回りは全体で0.15%前後の上昇幅となりました。

個別銘柄の最低ラインでみると、4月の2.560%から5月は2.707%(静岡県債 )へと0.147%アップしており、共同債(2.612%→2.767%)は0.155%高くなった計算です。

なお、標準モデルのスプレッドは国債カーブ+18bpで、横ばいでした。

5月の発行条件2/2

5月債の発行条件

出所:各種資料より筆者作成

5月から6月にかけての変化をみると、個人向け国債では1.67%→1.74%と、0.07%引き上げられました。

地方債は、個人向けの販売があった銘柄では、5月の千葉県債(2036年5月23日償還)の2.727%に対して、同じ条件決定方式かつ発行された月と同じ月に満期を迎えるタイプである6月の埼玉県債(2036年6月25日償還)は2.764%と、0.037%利回りが高くなっています。

同様に、3月償還組は、5月の静岡県債の2.707%に対して、6月の神奈川県債は2.729%と、0.022%の差となっています。

いずれもベースとなる国債利回りからの上乗せはカーブ+18bpと同じなため、単純に5月から6月にかけての金利上昇が反映された格好です。