2. 【個人向け国債】5年半で受取利子が約33倍へ拡大「変動10年」の利払い実績
将来さらに金利が上がる可能性を見込む場合には、半年ごとに適用利率が見直される「変動10年」が選択肢のひとつとして検討するのもよいでしょう。過去の事例でも、市場金利の上昇に伴って受取利子が増加してきたことが確認できます。
例として、2021年6月発行の「第134回債」を100万円分購入していた場合、これまでにどれだけの利子を受け取れているのか、実際の推移を見てみましょう。
- 1回目の利払い(R03.12.15):適用金利 0.05%(最低保証)/ 受取利子:税引前250円(税引後199円)
- 2回目の利払い(R04.06.15):適用金利 0.07% / 受取利子:税引前350円(税引後278円)
- 3回目の利払い(R04.12.15):適用金利 0.17% / 受取利子:税引前850円(税引後677円)
- 4回目の利払い(R05.06.15):適用金利 0.17% / 受取利子:税引前850円(税引後677円)
- 5回目の利払い(R05.12.15):適用金利 0.28% / 受取利子:税引前1400円(税引後1116円)
- 6回目の利払い(R06.06.15):適用金利 0.60% / 受取利子:税引前3000円(税引後2390円)
- 7回目の利払い(R06.12.15):適用金利 0.57% / 受取利子:税引前2850円(税引後2271円)
- 8回目の利払い(R07.06.15):適用金利 0.65% / 受取利子:税引前3250円(税引後2589円)
- 9回目の利払い(R07.12.15):適用金利 0.84% / 受取利子:税引前4200円(税引後3346円)
- 10回目の利払い(R08.06.15):適用金利 1.10% / 受取利子:税引前5500円(税引後4382円)
- 11回目の利払い(R08.12.15):適用金利 1.67% / 受取利子:税引前8350円(税引後6653円)
【11回分の総合計】受取利子:税引前3万850円(税引後2万4578円)
2021年6月発行の個人向け国債「変動10年」は、当初の適用金利が最低保証の0.05%(100万円購入時で半年分の利子は税引前250円)にとどまっていました。しかし、その後の市場金利の上昇に伴い直近(2026年12月)の金利は1.67%まで見直され、受取利子は当初の約33倍となる税引前8350円に増加しています。
これまでの利子累計額は税引前3万850円に達しており、金利上昇局面における変動金利型の商品特性を示す推移となっています。
