4. 減配リスクを事前に察知する。「配当性向」と「自己資本比率」の見方
高配当株を長く保有するなら、企業の体力を測る指標を理解しておきたいところです。
まず「配当性向」です。配当性向とは、税引き後の利益(純利益)のうち、どれだけを配当に回しているかを示す割合です。極端に高すぎると、利益以上に無理をして配当を出している恐れがあるため、無理のない水準かどうかを見ます。
次に「自己資本比率」です。自己資本比率とは、会社の総資産のうち、返済不要の自己資本がどれくらいを占めるかを示す割合です。一般に、この比率が高いほど財務の安定性は高いと見られます。ただし、通信インフラ企業のように大規模投資を行う業種では、業種特性も踏まえて確認することが大切です。
高配当株投資では、目先の配当利回りの高さだけで判断しない姿勢が大切です。確認したいのは、その配当を将来も続けられるかという「持続性」です。配当性向が無理のない範囲にあり、財務の安定性も確認できる企業は、業績悪化時でも配当を維持しやすい傾向があります。
土台となる事業と財務の健全さを確認したうえで、長く付き合う銘柄を選びましょう。
