2. 2026年3月期は2ケタ増収増益

次に、同社が5月14日に発表した最新決算をおさらいしてみましょう。

詳細は以下の通りです。

フジクラの決算ハイライト1/2

フジクラの決算ハイライト

出所:決算短信より作成

2026年3月期の連結業績は、生成AIの普及を背景としたデータセンタ向け情報通信事業の伸長により、大幅な増収増益となりました。

  • 売上高:1兆1,823億円
  • 営業利益:1,887億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益(最終利益):1,571億円

2.1 2027年3月期通期予想は売上高・営業利益は過去最高見込む、最終利益はほぼ横ばい

2027年3月期の連結業績について、同社は売上高と営業利益で過去最高予想と、さらなる成長を見込んでいます。

  • 売上高:1兆2,430億円(前期比 +5.1%)
  • 営業利益:2,110億円(前期比 +11.8%)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益(最終利益):1,560億円(前期比▲0.7%)

米国での巨大データセンタ建設ラッシュを受け、SWR®/WTC®をはじめとする高付加価値な光配線ソリューションの需要継続を背景に、営業利益は過去最高を更新する見通しです。

ただし、原材料調達の制約や物流の停滞リスクを保守的に見積もり、最終利益は前期比▲0.7%と微減~ほぼ横ばいの予想としています。

3. 今期の重点課題は光ケーブル生産能力の拡大など

2027年度は売上高1兆2,430億円、営業利益2,110億円を計画しています。実現に向け、同社は重点課題として、以下を挙げています。

  • 情報通信:日米で最大3,000億円を投じ、光ケーブル生産能力を3倍に拡大。高密度なSWR®/WTC®等で差別化優位性を徹底
  • 電子・電装:エレクトロニクスと自動車事業を統合。次世代車やAIロボット向けのシナジーを追求
  • エネルギー:データセンタ建設や電力インフラ更新等の国内需要を捕捉
  • 研究開発:超電導や光電融合等のコア技術へリソースを最適配分

IPランドスケープ活用等の知財活動も強化し、グローバルでの持続的成長を図ります。