本田技研工業株式会社は、2026年5月27日、「N-BOX」や「フィット」など23車種のリコールを発表しました。
対象車数は約3300台。
不具合箇所は燃料装置(低圧燃料ポンプ)で、過去のリコール作業において交換時の作業が不適切だったため、そのまま使用を続けるとガソリンが漏れる恐れがあるとのことです。
1. 【自動車のリコール情報】ホンダ23車種が対象
1/3
出所:本田技研工業株式会社
1.1 対象車種
- 「N-BOX」「N-BOX Custom」「N-BOX +」「N-BOX SLASH」「フィット」「FREED」「FREED+」「N-WGN」「N-WGN CUSTOM」「VEZEL」「N-VAN」「ステップワゴン」「SHUTTLE」「オデッセイ」「N-ONE」「GRACE」「アコード」「JADE」「S660」「CLARITY」「LEGEND」「シビック」(計23車種)
1.2 製作期間の範囲
- 平成29年5月19日~令和2年6月17日
1.3 対象台数
- 8364台
1.4 不具合の部位
- 燃料装置(低圧燃料ポンプ)
1.5 対応方法
- 全車両、ロックナット及びパッキンを新品と交換し、指定工具を使用して規定トルクで締付ける
1.6 対応開始日
- 2026年5月28日
1.7 連絡先
- 本田技研工業株式会社 市場措置専用窓口
2. 【自動車のリコール情報】不具合箇所は「燃料装置(低圧燃料ポンプ)」
今回発表された不具合箇所は「燃料装置(低圧燃料ポンプ)」です。
2/3
出所:消費者庁 リコール情報サイト
リコール作業において、低圧燃料ポンプの交換作業が不適切なため、交換部品であるロックナットを再利用、及び部品組付け後の指定工具を使用しないで締付けたものがあります。
そのため、そのまま使用を続けると気密保持力が低下し、ポンプの固定部からガソリンが漏れるおそれがあるとのことです。
使用者にはダイレクトメールなどで通知が行われる予定です。
3. 日本のリコール件数は2025年度に2520件
日本のリコール件数は年々増加傾向にあります。
消費者庁が毎年発表している「消費者白書」によると、過去10年の届出件数の推移は以下の通りです。
3/3
出所:消費者庁「消費者白書」のデータをもとにLIMO編集部で作成
- 2016年度 全体:825件 食品:310件 自動車:364件
- 2017年度 全体:856件 食品:332件 自動車:377件
- 2018年度 全体:892件 食品:355件 自動車:384件
- 2019年度 全体:934件 食品:381件 自動車:351件
- 2020年度 全体:1021件 食品:415件 自動車:310件
- 2021年度 全体:1514件 食品:943件 自動車:341件
- 2022年度 全体:1842件 食品:1180件 自動車:383件
- 2023年度 全体:2120件 食品:1325件 自動車:349件
- 2024年度 全体:2350件 食品:1490件 自動車:337件
- 2025年度 全体:2520件 食品:1610件 自動車:340件
食品が21年度以降で急増しているのは、食品衛生法等の改正によって届出が義務化されたためです。現在では半数以上を食品分野が占めています。
リコール製品による重大事故は毎年発生していますが、消費者に認知されていないことも多いです。消費者庁によると、認知しても事業者に連絡しない消費者は約3割にのぼるとのことです。
重大事故を防ぐためにも、「リコール情報を知る(リコール情報メールサービスに登録する、所有者登録サービスに登録するなど)」「対象商品を所有している場合はすぐに事業者に連絡する」ということを心がけるとよいでしょう。
参考資料
- 本田技研工業株式会社
- 本田技研工業株式会社リリース「N-BOXなど23車種のリコール(低圧燃料ポンプ)」
- 消費者庁「乗用車(ホンダ N-BOX ほか22車種) - 修理」
- 消費者庁「リコール情報サイト」
- 消費者庁「消費者白書」
LIMO自動車部