4. 令和8年度の年金支給額「厚生年金と国民年金」の平均月額はいくら?

厚生労働省が公表した「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」によれば、国民年金(老齢基礎年金)の支給額は月額7万608円です。また、標準的な厚生年金の受給モデル(夫婦2人分の国民年金を含む)の場合、月額は23万7279円とされています。

ただし、この厚生年金のモデルケースは、夫が平均的な収入(賞与を含む月額換算で45万5000円)を得ながら40年間勤務し、その期間中、妻が専業主婦だったという前提です。したがって、実際に支給される金額は、個々の収入額や年金の加入期間によって大きく変動します。

5. 2026年も半分がもうすぐ終わる。まずは「家計の収支」を把握して自分の計画を立てよう

これまで、65歳以上の世帯における平均的な貯蓄額、生活費、そして年金の支給額について見てきました。

都道府県別のデータからもわかるように、老後に必要な資金額には地域差があります。さらに、年金の受給額や日々の支出は個人によって大きく異なるため、最終的には「ご自身の状況」に合わせた確認が不可欠です。

必要な老後資金をたしかめるには、老後について以下のような項目を確認したいもの。

  • 老後の生活費
  • 公的年金額
  • 老後の特別な出費(リフォームや車の買い替えなど必要な出費)
  • 病気や介護が必要な際の費用
  • 趣味や旅行などの費用など

いずれにしても家計の見える化やねんきんネットなどで調べることで、まずは現状を把握した上で、自分でできる対策を立てていきましょう。

目標額が見えれば、次にどのような「金融商品」や「投資方法(一括投資か積立投資かなど)」を、どのくらいの「期間」と「金額」で活用していくかを検討するステップに進みます。その際は、ご自身の「リスク許容度」に合った方法を選ぶことを意識してみてください。

参考資料

宮野 茉莉子