2. 【女性の働き方】男女の賃金格差「男性36.3万円、女性27.5万円」←約24%の格差あり
将来、ケース①のような年金額を確保するためには、厚生年金の加入期間に「空白」を作らず、キャリアを継続させることが鍵となります。
2.1 《男女の賃金格差》
年金の「報酬比例部分」を左右するのは現役時代の賃金です。しかし、令和6年の調査では依然として厳しい格差が浮き彫りになっています。
- 男女の賃金差: 男性平均36万3100円に対し、女性は27万5300円。格差は約24%存在します。
- 賃金のピーク: 男性は55〜59歳で44万4100円まで伸びるのに対し、女性は45〜49歳の29万8000円がピークとなり、上昇幅に大きな開きがあります。
この差の背景には、女性の平均勤続年数(10.0年)が男性(13.9年)より短いことも影響しています。年金額の底上げに向けては、個人のキャリア選択だけでなく、社会全体での賃金体系の見直しや、多様な働き方を支える環境整備が進むことが期待されます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)