来月15日の年金支給日から令和8年度の改定された年金が支給されます。
令和8年度の年金額は国民年金(基礎年金)は前年度比1.9%、厚生年金(報酬比例部分)は2.0%の「引き上げ」となります。そこで今回は厚生労働省の資料をもとに女性のライフコースに応じた年金額の概算や、働き方が将来の受給額に与える影響について分かりやすく解説します。
1. 【女性の年金】正社員・平均年収「約427万円」33年働いた場合、年金はいくらもらえる?
現役時代の働き方や収入によって、受け取れる年金額にどれほど差が出るのでしょうか。厚生労働省の「多様なライフコースに応じた年金額(概算)」から、会社員として長く貢献してきた女性のケースを見てみましょう。
1.1 ケース①:女性・厚生年金期間中心(20年以上)
年金月額(見通し)
- 令和7年度:13万2117円
- 令和8年度:13万4640円(前年度比 +2523円)
経歴の前提条件
- 平均厚生年金期間:33.4年
- 平均収入:35.6万円(※賞与含む月額換算。年収換算で約427万円)
令和8年度の内訳
- 基礎年金:7万1881円
- 厚生年金:6万2759円
正社員として約33年間、年収換算で約427万円を維持してきた女性(ケース①)の場合、月額は約13.5万円です。令和7年度の13万2117円から2523円の増額となりますが、この金額だけで日々の生活費や住居費のすべてをカバーするのは工夫が必要な場合もあり、今から自助努力での備えも視野に入れる必要がありそうです。

