2. 貯金はいくらある?平均と中央値で見る格差の実態
毎月の不足額を賄うために、実際にどのくらいの金融資産を保有しているのでしょうか。ここでは平均値と中央値に分けて確認します。
貯金額を見るときは「平均値」と「中央値」の両方を確認することが大切です。平均値は一部の高額保有者によって引き上げられやすく、実際の中心層の実態とずれが生じることがあります。中央値は全員を金額順に並べたときの真ん中の値で、より実態に近い数字とされています。
金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると70歳代の二人以上世帯の金融資産保有額は以下の通りです。なお、J-FLECのデータは70歳代全体の数値であり、75歳以上に限定したデータではありません。
- 平均値:2,416万円
- 中央値:1,178万円
平均値と中央値には1,238万円の差があります。一部の高資産世帯が平均値を押し上げているためです。平均値を実態として捉えると、自身の家計状況を見誤るリスクがあります。