2.1 女性の働き方の変化:「出産で退職」から「仕事を続ける」が主流に
厚生労働省が公表した『令和7年版厚生労働白書』からは、第1子の出産を機とした女性の働き方の変化を読み取ることができます。
以前は、第一子の出産をきっかけに仕事を辞める「出産退職」が一般的でしたが、2015年から2019年の調査期間においては、53.8%の女性が出産後も就業を継続しており、その割合は半数を超えています。
しかし、仕事を継続できたとしても、育児と仕事のバランスを取るために、パートタイマーや派遣社員といった非正規雇用の形態を選ぶ女性が依然として多いのが現状です。こうした働き方の選択が、結果的に将来の厚生年金受給額が低くなることや、第3号被保険者の立場を続ける一因となっていると考えられます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)/CFP®/J-FLEC認定アドバイザー
FP資格「CFP®認定者」及び「1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)」を保有。
早稲田大学卒業後、日本生命保険相互会社に入社し、生命保険・損害保険の実務および社内教育部署にて教材制作・研修企画に長年従事。独立後はファイナンシャルプランナーとして公正中立な立場から家計相談・ライフプラン設計などの相談実績を持つ。また、マネースクール講師としてNISA、iDeCoを含む資産運用、社会保障など幅広い分野で「お金の先生」として活動。特に公的年金制度の仕組み、老齢年金、障害年金、遺族年金といった厚生労働省管轄の社会保障分野に深い知見を持つ。
現在、株式会社モニクルリサーチのLIMO編集部にて、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の一次情報をもとに、信頼性の高い記事の企画・執筆・編集・監修を担当。J-FLEC(金融経済教育推進機構)認定アドバイザーとして、企業や学校への金融教育の普及にも尽力している。
大の犬好きで、現在も愛犬と暮らす。JADP認定の「動物介護士®」「動物介護ホーム施設責任者®」「ペットセラピスト®」の資格を取得。確かな金融知識を持ちながらも、生活者としてのリアルなライフスタイルやペットケアへの深い造詣を日々の活動の糧としている。
(2026年6月26日更新)