2.1 女性の働き方の変化:「出産で退職」から「仕事を続ける」が主流に

厚生労働省が公表した『令和7年版厚生労働白書』からは、第1子の出産を機とした女性の働き方の変化を読み取ることができます。

以前は、第一子の出産をきっかけに仕事を辞める「出産退職」が一般的でしたが、2015年から2019年の調査期間においては、53.8%の女性が出産後も就業を継続しており、その割合は半数を超えています。

しかし、仕事を継続できたとしても、育児と仕事のバランスを取るために、パートタイマーや派遣社員といった非正規雇用の形態を選ぶ女性が依然として多いのが現状です。こうした働き方の選択が、結果的に将来の厚生年金受給額が低くなることや、第3号被保険者の立場を続ける一因となっていると考えられます。