2. 【ライフコース別】収入や加入期間に応じた年金額の目安
前章で示した年金額の例は、あくまでもモデルケースです。実際の年金支給額は、ライフコースや現役時代の収入によって異なり、個人差が大きくなります。
厚生労働省の資料から、「多様なライフコースに応じた年金額」を見てみましょう。
2.1 厚生年金期間中心の男性
- 年金月額:17万6793円
- 平均厚生年金期間:39.8年
- 平均収入(賞与含む):50万9000円
- 基礎年金:6万9951円
- 厚生年金:10万6842円
2.2 国民年金(第1号被保険者)期間中心の男性
- 年金月額:6万3513円
- 平均厚生年金期間:7.6年
- 平均収入(賞与含む):36万4000円
- 基礎年金:4万8896円
- 厚生年金:1万4617円
2.3 厚生年金期間中心の女性
- 年金月額:13万4640円
- 平均厚生年金期間:33.4年
- 平均収入(賞与含む):35万6000円
- 基礎年金:7万1881円
- 厚生年金:6万2759円
2.4 国民年金(第1号被保険者)期間中心の女性
- 年金月額:6万1771円
- 平均厚生年金期間:6.5年
- 平均収入(賞与含む):25万1000円
- 基礎年金:5万3119円
- 厚生年金:8652円
2.5 国民年金(第3号被保険者)期間中心の女性
- 年金月額:7万8249円
- 平均厚生年金期間:6.7年
- 平均収入(賞与含む):26万3000円
- 基礎年金:6万9016円
- 厚生年金:9234円
このデータからは、老後に受け取る年金額が、現役時代の働き方や厚生年金への加入期間によって大きく左右されることがわかります。
会社員や公務員として厚生年金に長く加入していた人は、老齢基礎年金に加えて報酬比例部分の老齢厚生年金を受け取れます。そのため、年金月額は比較的高くなりやすい傾向があります。
一方、自営業者やフリーランスなど、国民年金第1号被保険者としての期間が中心だった人は、厚生年金の上乗せ部分が少なくなります。
その結果、年金月額は6万円台にとどまるケースも見られます。
