カレンダーはまだ5月だというのに、各地ではすでに真夏のような厳しい暑さを感じる日が増えてきましたね。

これからの時期はお庭の彩りが豊かになる反面、例年より早くガーデニングにおける水やりの負担が気になり始めている方も多いのではないでしょうか。

「庭を美しく保ちたいけれど、毎日こまめに世話をする時間が取れない」「これからの季節、旅行や帰省の際に枯らしてしまわないか心配」という声もよく耳にします。

そんな忙しい日々に寄り添ってくれるのが、季節外れの過酷な暑さや乾燥した環境にも耐えてくれる、たくましい植物たちです。

水やりの頻度を減らすことができるため、日々のお手入れにかかる時間を抑えつつ、植物のある暮らしを楽しみたい現代のライフスタイルにも優しく寄り添ってくれます。

今回は、水やりの手間を減らしつつも、過酷な暑さの中で鮮やかな花を咲かせる乾燥に強い植物を、参考価格とともにご紹介します。

※乾燥に強い植物でも、植え付け直後や極端な高温期は適度な水やりが必要です。

1. この記事で紹介する、夏に花咲く《乾燥に強い植物3選》

エキナセア1/8

エキナセア

Wirestock Creators/shutterstock.com

  • エキナセア:真夏の過酷な暑さや乾燥にもしっかりと耐える、凛とした花姿が魅力の頼もしい宿根草です。
  • ガイラルディア(テンニンギク):ビビッドなカラーが目を引く、夏の強い日差しを跳ね返すほど非常に強健な植物です。
  • ポーチュラカ(ハナスベリヒユ):葉に水分を蓄える多肉質の性質を持ち、地面を覆うように鮮やかな花を咲かせる名脇役です。

2. 夏ガーデンを彩る「乾燥に強い夏の花3選」

美しい庭を保つには、環境に適応できる植物を選ぶことが大切です。

根を深く張ったり、葉に水分を上手に蓄えたりすることで、少ない水やりでも過酷な夏を元気に乗り切ってくれる、おすすめの頼もしい植物たちをご紹介します。

2.1 エキナセア

2/8

すらりと伸びた茎の先に、中心が盛り上がった特徴的な花を咲かせるエキナセア。

6〜8月の暑さや乾燥に負けず、力強く咲き誇る宿根草です。カラーも豊富で様々な庭に調和します。植え付け後に根がしっかりと張れば、地植えでの水やりは控えめで大丈夫。

鉢植えも土の表面が完全に乾いてからたっぷりと与える程度で十分に育ち、季節が巡るたびに咲く頼もしい存在となります。

※参考価格: 500~800円前後(3号ポット苗)

2.2 ガイラルディア(テンニンギク)

ガイラルディア3/8

ガイラルディアの花

Tom Meaker/shutterstock.com

真夏の強い日差しを跳ね返すかのように、鮮やかな色彩で庭を明るく演出するガイラルディア。5〜11月頃まで長く咲き続け、赤と黄色のコントラストなどが空間のアクセントになります。

非常に強健な性質で、環境に馴染みやすいのが魅力です。乾燥を好むため、水の与えすぎには注意が必要。水やりは土の表面がしっかりと乾ききったことを確認してから行うようにすると、過湿による根腐れを防げます。

※参考価格: 300~500円前後(3号ポット苗)

2.3 ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)

ポーチュラカ4/8

ポーチュラカの花。色は赤、黄色。

Yoshihide KIMURA/shutterstock.com

地面を這うようにふんわりと広がりながら成長するポーチュラカ。5〜10月頃まで、ビタミンカラーの花が夏の庭に生き生きとしたリズムをもたらします。

多肉植物のようにぷっくりとした葉に水分を蓄えるため、乾燥に非常に強いのが特徴。地植えなら根付いた後の水やりは少なく済みますが、日当たりが悪いと花が開かない性質があるため、十分に日光が当たる場所で大切に育てましょう。

鉢植えでも土全体がしっかりと乾いてから水を与えれば元気に育ってくれます。

※参考価格:100~750円前後(3~3.5号ポット苗)

3. まとめにかえて

乾燥に強く水やりの手間を減らしてくれる夏向けの植物をご紹介しました。日々のお手入れを抑えつつ美しい景観をキープできる植物は、忙しい現代人にとって心強い味方です。

ただ、いくら乾燥に強い植物でも、夏の鉢植えや植え付け直後は土が乾きやすいため日々のチェックは大切。

水やりが必要な際は、気温の高い日中を避け、早朝や夕方の涼しい時間帯にたっぷりと与えるのが植物への負担を和らげるポイントです。

無理のないペースで心地よい夏のガーデニングを楽しみましょう。

4. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?5/8

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

※分類には諸説あります。

※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。

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