オールドローズの優雅さとモダンローズの四季咲き性を兼ね備えたイングリッシュローズ。その圧倒的な魅力の一方で、高温多湿な日本の気候は、冷涼なイギリス生まれのバラにとって大きな障壁となってきました。
しかし近年の品種改良により、35度を超える酷暑でも色あせず、元気に育つ品種が数多く登場しています。そこで今回は、バラ栽培歴30年のガーデナーが暑さに強いイングリッシュローズを6種、参考価格とともに紹介します。
記事最後には、憧れのイングリッシュローズを日本の暑さから守るコツについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「暑さに強く育てやすいイングリッシュローズ」にまつわるあれこれ
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- 長く花が咲くバラ!暑さに強くて育てやすい《イングリッシュローズ》6選
- イングリッシュローズの「暑さ対策」4つのコツ
2. 長く花が咲くバラ!暑さに強くて育てやすい《イングリッシュローズ》6選
2.1 レモンに似た爽やかな香りの「ヴァネッサ・ベル」
ヴァネッサ・ベル2/11
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淡いイエローの花が繊細で透明感のある風景を演出するヴァネッサ・ベル。つぼみは濃い黄色ですが、開くにつれて外側の花弁が白く透き通り、美しいグラデーションを見せます。
レモンを思わせるフルーツ系の香りが爽やかです。
※参考価格:5000円~6000円前後(大苗)
2.2 深みのあるサーモンピンクのバラ「ボスコベル」
ボスコベル3/11
Sergey V Kalyakin/shutterstock.com
ボスコベルは深みのあるサーモンピンクの花がエレガントな雰囲気。四季咲き性が強く、春から秋まで次々と花を咲かせます。
シュラブ樹形でコンパクトにまとまるため、鉢植えにもおすすめです。
※参考価格:5000円~6000円前後(大苗)
2.3 ナチュラルな一重咲きが魅力の「トッタリング・バイ・ジェントリー」
トッタリング・バイ・ジェントリー4/11
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一重咲きのシンプルな美しさが魅力のトッタリング・バイ・ジェントリー。レモンイエローの花弁が軽やかで、ナチュラルな庭づくりに最適です。
秋にはかわいいローズヒップ(バラの実)も楽しめます。
※参考価格:4000円~5000円前後(大苗)
2.4 病気に強く、透明感のある花が上品な「ザ・ラーク・アセンディング」
ザ・ラーク・アセンディング5/11
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ザ・ラーク・アセンディングはセミダブルの花が上品な印象。透明感のある花弁を空に向かって広げ、軽快な美しさを放ちます。
病気に強く、半つる性として小型のフェンスなどに誘引することも可能です。
※参考価格:5000円~6000円前後(大苗)
2.5 鮮やかなローズピンクが美しい「プリンセス・アン」
プリンセス・アン6/11
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濃いピンクから紫を帯びたピンクへと変化するプリンセス・アン。モダンな雰囲気と力強い生命力を兼ね備えたバラです。
花もちがよく、大きな房になって株全体をおおい尽くすように咲きます。
※参考価格:5000円~6000円前後(大苗)
2.6 フリル状の花がかわいらしい「イモージェン」
イモージェン7/11
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イモージェンはソフトレモン色の花弁が繊細なフリル状に重なるのが特徴。咲き進むにつれて花色が淡いクリーム色へと変化し、クラシカルな花姿です。
花からはリンゴのような軽やかでフレッシュな香りが漂います。
※参考価格:5000円~6000円前後(大苗)
3. イングリッシュローズの「暑さ対策」4つのコツ
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3.1 マルチングと遮熱
イングリッシュローズが夏に弱るのは、地温や鉢内の温度が上がり、根がダメージを受けるからです。これを防ぐには、株元をウッドチップ等で厚めに覆うマルチングが効果的。
鉢植えは、一回り大きな鉢に入れて二重鉢にしたり、スタンドなどに置いて地面から浮かせたりしましょう。
3.2 水やりの時間帯
水やりは早朝の涼しい時間にたっぷりと与えるのが基本です。また、夕方に鉢底から水が出るまでしっかりと与えると、土の中の熱を冷ますことができます。
猛暑でぐったりしているときは、葉も含めて、株全体にシャワーをかけてあげるのもよいでしょう。
3.3 半日陰への避難
イングリッシュローズにとって、日本の高温多湿な環境はあまり好ましくありません。そこで、鉢植えは移動できるメリットを活かして、午前中は日なたに、午後からは日陰に置くのがおすすめです。
地植えの場合は、遮光ネットなどで適度な日陰を作ったり、根元にマルチング材を敷いたりすることで、過酷な夏の間も体力を温存し、秋の開花へとつなげることができます。
3.4 活力剤による夏バテ予防
暑さで根の吸収力が落ちている時は、通常の肥料は根を傷める原因になることも。そこで、夏は肥料を控えて、代わりにアミノ酸やミネラルを含む活力剤を活用しましょう。
活力剤を葉に直接吹きかける「葉面散布」は、弱った根を通さず効率よく栄養を補給できます。
4. イングリッシュローズの夏越しは品種選びと暑さ対策がポイント
強い日差しが照りつける日本の夏。その厳しい環境下でも、凛として花を咲かせるバラの姿は、見る人の心を深く癒やしてくれるでしょう。
「イングリッシュローズは日本で育てるのは難しい」と思われがちですが、バラの世界も日々進化を遂げています。暑さに強く日本で育てやすいイングリッシュローズを植えて、心安らぐ英国庭園をつくってみませんか。
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