憧れの「花いっぱいの庭」は、苗をたくさん購入しなくても、種から育てた苗を植えることでかなえられます。とくにこれからの時期は植物の生長が早く、今から準備を始めれば、夏には見応えのある庭を楽しむことができます。

種から育てるのは初めてという方には、手間をかけなくても育つ、丈夫な品種を選ぶのがおすすめです。今回はお金をかけない庭づくりとして、今から種まきできる植物を、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、さらにコストダウンできる種まきのコツもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「種まきで花いっぱいの夏ガーデン」にまつわるあれこれ

1/11

花壇でマリーゴールドの種を持っている人の手

La Huertina De Toni/shutterstock.com

  • お金をかけない庭づくりにおすすめ!今が種まき適期の《夏の花》6選
  • お金をかけずに花いっぱい!節約しながら楽しむ「種まき」3つのコツ

2. お金をかけない庭づくりにおすすめ!今が種まき適期の《夏の花》6選

2.1 ジニア:多彩な花色が魅力の初夏~秋ずっと咲く花

ジニア2/11

色とりどりのジニアの花

mariokinhed/shutterstock.com

開花期間が長く、多彩な花色がそろっているジニア。発芽温度が20~25度と高めなので、しっかり気温が上がってから種まきするのがおすすめです。

光を嫌う性質があるため、種をまいた後は1cmほど土をかぶせ、乾燥させないように管理しましょう。

※参考価格:150円~300円前後(種1袋)

2.2 マリーゴールド:ビタミンカラーが愛らしい、いい香りの花

マリーゴールド3/11

黄色いマリーゴールドの花々

Jacqui Martin/shutterstock.com

マリーゴールドは黄色やオレンジの花が色鮮やか。発芽率が高く生育スピードが早いため、数日で芽を出します。

苗が小さいうちに茎の先端をカットしておけば、脇芽が増えて花数を増やすのに効果的です。

※参考価格:100円~300円前後(種1袋)

2.3 ヒマワリ:夏を象徴する定番花

ヒマワリ4/11

太陽の光を浴びているヒマワリ

lovelypeace/shutterstock.com

夏を象徴し、大きな黄色い花がインパクト抜群のヒマワリ。近年は庭植えしやすい小輪多花性の品種が人気です。

根をいじられるのを嫌う性質があるため、庭に直まきするか、ポットにまいて根が回りすぎる前に定植しましょう。

※参考価格:100円~300円前後(種1袋)

2.4 ケイトウ:庭のアクセントにもなるモフモフの花

ケイトウ5/11

ピンク色のケイトウの花々

IamPlaa/shutterstock.com

ケイトウは花の形がユニークで庭のアクセントに最適。日本の猛暑でも色あせしにくく、ドライフラワーでも楽しめます。

種が細かいため、厚く土をかぶせすぎないのがポイントです。苗が小さいうちは土を乾かさないように気をつけましょう。

※参考価格:100円~300円前後(種1袋)

2.5 アサガオ:朝の光に映える美しい花

アサガオ6/11

済んだブルーのアザガオの花

Phongsak Meedaenphai/shutterstock.com

つるを伸ばして空間を彩り、日本の夏の風物詩となっているアサガオ。種の皮が硬いため、一晩水に浸けてからまくか、爪切りなどで少しだけ皮を傷つけると、発芽率が上がります。

本葉が数枚出たところで支柱やネットを用意し、早めに誘引を始めましょう。

※参考価格:100円~300円前後(種1袋)

2.6 メランポジウム:黄色い小花がかわいらしい

メランポジウム7/11

黄色いメランポジウムの花々

Muhammad_Taufik/shutterstock.com

メランポジウムは黄色い花が、こんもりとしたドーム状に密集して開花。好光性の種なので、土はごく薄くかぶせる程度にしましょう。

丈夫なので庭に直まきしても大丈夫。一度植えれば、翌年もこぼれ種から芽吹きます。

※参考価格:150円~300円前後(種1袋)

3. お金をかけずに花いっぱい!節約しながら楽しむ「種まき」3つのコツ

8/11

プラスチックケースと卵の殻で種を育てている様子

EQRoy/shutterstock.com

3.1 身近な廃材を育苗ポットとして再利用する

市販の育苗トレイを買わなくても、工夫しだいで家にあるさまざまな廃材を代用できます。たとえば、卵のパックや豆腐の空き容器の底に穴を開ければ、立派な種まき床に。

とくに紙コップや新聞紙を箱型に折ったものなどを使うと、苗が育ったらそのまま土に植えられるため、根を傷める心配もありません。

3.2 種まきの土のみ新品を使う

古い土には病原菌や害虫が潜んでいることがあり、せっかくまいた種がうまく育たないこともあります。そのため、種まきには市販の清潔な「種まき専用土」を使うのがおすすめです。

苗を庭に定植する際は、新たに土を購入せず、元の土に完熟堆肥や腐葉土を混ぜて、土壌改良をするとよいでしょう。ひと手間加えて土を再生させることで、無駄な買い足しを防げます。

3.3 こぼれ種と種の採取で翌年につなげる

一年草は花数が多く、枯れた花をそのままにしておくと種が地面に落ち、翌年自然に芽吹く「こぼれ種」が期待できます。また、茶色く乾いた花がらを摘んで乾燥させておけば、翌年用の種として保存も可能です。

採取した種はよく乾かしてから小袋や小さな容器に入れて、冷蔵庫などの暗くて乾燥した場所に保管しましょう。お気に入りの花を毎年何倍にも増やせるのは、まさにローコストガーデニングの醍醐味です。

4. お金をかけずに「種まき」でかなえる理想の夏ガーデン

種から育てた花たちがいっせいに開花する風景をながめるのは、何にも代えがたい至福のひととき。種から育てたからこそ、咲き誇る一輪一輪への愛着はひとしおで、大きな感動を与えてくれます。

1袋の種から生まれた苗たちは、庭を華やかに彩るだけでなく、その土地の環境になじんだたくましい株へと生長するでしょう。お金をかけず種まきから育てた花々で、花いっぱいの夏ガーデンを実現してみませんか。

5. こちらの記事もおすすめ!

5.1 うちの庭に植えてよかった!植えっぱなしで毎年《いい香りのかわいい花が咲く》癒しのハーブ5選

9/11

うちの庭に植えてよかった!植えっぱなしで毎年《いい香りのかわいい花が咲く》癒しのハーブ5選

うちの庭に植えてよかった!植えっぱなしで毎年《いい香りのかわいい花が咲く》癒しのハーブ5選

庭に植える植物を選ぶとき、「手間がかからないこと」と「見た目や香りがよいこと」は外せないポイントではないでしょうか。

今回は、一度植えれば毎年花を咲かせ、心地よい香りで癒やしてくれる、初心者にもおすすめの優秀ハーブを5つご紹介します。

5.2 【お金をかけない庭づくり】日陰の庭に植えっぱなしOK!今が植えどきの「春植え常緑多年草」5選

10/11

【お金をかけない庭づくり】日陰の庭に植えっぱなしOK!今が植えどきの「春植え常緑多年草」5選

【お金をかけない庭づくり】日陰の庭に植えっぱなしOK!今が植えどきの「春植え常緑多年草」5選

しっとりと落ち着いた「日陰の庭」は、日々の喧騒を忘れさせてくれます。

この記事では歴30年のガーデナーが、日陰の庭におすすめの春植え多年草5選と、お金をかけない苗選び・植え付けの4つのコツをご紹介します。

5.3 【センスのいい寄せ植え】主役はオステオスペルマム!相性抜群のおしゃれな植物おすすめ6選

11/11

【センスのいい寄せ植え】主役はオステオスペルマム!相性抜群のおしゃれな植物おすすめ6選

【センスのいい寄せ植え】主役はオステオスペルマム!相性抜群のおしゃれな植物おすすめ6選

プランターの主役に、一株でも存在感のある美しい花「オステオスペルマム」を植えてみませんか?

歴30年のガーデナーが、オステオスペルマムの寄せ植えに合う植物6選と、植物選びのポイント3つをご紹介します。