さまざまな花色がそろっているバラ。なかでも、アンティークカラーやニュアンスカラーの品種は、1輪あるだけで庭に洗練された雰囲気をもたらしてくれます。
つい華やかな色に目が行きがちですが、少し背伸びをして、深みのある色彩で「大人っぽいローズガーデン」をつくってみませんか。今回は栽培歴30年のガーデナーがおすすめする個性的なバラを、参考価格とともに紹介します。
記事最後には、この時期から手に入るリーズナブルな「新苗」を育てるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「個性的な色のバラ&新苗の育て方」にまつわるあれこれ
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筆者撮影
- 個性的で美しい《大人色のバラ》6選
- バラの新苗の「育て方」6つのコツ
2. 個性的で美しい《大人色のバラ》6選
2.1 ホリデー・アイランド・ピオニー:ローズピンクの模様が愛らしい
ホリデー・アイランド・ピオニー2/11
筆者撮影
白地に絵の具を散らしたようなローズピンクの絞り模様が入るホリデー・アイランド・ピオニー。咲き進むにつれてふんわりと花弁が重なり、まさにシャクヤクのようなボリューム感ある姿へと変化します。
コンパクトでまとまりがよい樹形です。
※参考価格:3000円~4000円前後(4号ポット苗)
2.2 ドレープ:ドレスのような花が優雅
ドレープ3/11
筆者撮影
ドレープはシルクを重ねたドレスのような花が魅力。優しく落ち着いたピンクベージュの花弁は、先端が柔らかく外巻になり優雅な印象です。
花持ちがよく、切り花にしても長く楽しめます。
※参考価格:3500円~4500円前後(4号ポット苗)
2.3 ブラック・バカラ:ベルベットのような光沢が大人っぽい
ブラック・バカラ4/11
kaedesyrup/shutterstock.com
黒バラの代表格であるブラック・バカラ。ベルベットのような光沢のある深い赤黒色は、見る者を一瞬で引き込む魅力があります。
庭全体の色彩をぐっと引き締めるワンポイントとしておすすめです。
※参考価格:3000円~4000円前後(4号ポット苗)
2.4 カプチーノ:温かみのあるアンティークカラーがおしゃれ
カプチーノ5/11
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カプチーノは温かみを感じさせ赤茶色のバラ。半剣弁のカップ咲きの花は、開くにつれてクラシカルなロゼット咲きへと姿を変えます。
生長が穏やかでコンパクトにまとまるため、鉢植え栽培に最適です。
※参考価格:2500円~3500円前後(4号ポット苗)
2.5 カフェラテ:いい香りが漂うニュアンスカラーの花
カフェラテ6/11
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くすんだベージュにわずかな紫が混じるような、絶妙なニュアンスカラーが魅力のフェラテ。クラシカルな花からは芳醇なスパイシー系の香りが漂います。
病気にやや弱いため、定期的に薬剤散布しましょう。
※参考価格:3000円~4000円前後(4号ポット苗)
2.6 グレイパール:神秘的な色彩が美しい
グレイパール7/11
筆者撮影
グレイパールはブルーグレーにピンクベージュが混ざり合う花色。複雑で神秘的な色彩で、多くのコレクターを魅了するバラです。
どこか憂いを含んだようなたたずまいで、庭を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
※参考価格:2000円~3000円前後(4号ポット苗)
3. バラの新苗の「育て方」6つのコツ
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spb2015/shutterstock.com
3.1 植え付け後のつぼみ摘み
新苗のつぼみは、夏まではすべて摘み取りましょう。花を咲かせるエネルギーをすべて葉と根の生長に回すことで、秋以降の株の体力が温存されます。
3.2 大きめの鉢への植え替えと水管理
1年目は地植えするより、天候によって移動できる鉢植えがおすすめです。購入時のビニールポットのままでは根詰まりを起こしやすいため、根鉢を崩さないようにしながら、ひと回り大きい鉢に植え替えましょう。
新苗は根が繊細なので、土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷりと水を与えます。
3.3 病害虫の予防
新苗は成株に比べて抵抗力が弱く、病気にかかると一気に葉を落とし、光合成ができなくなります。風通しのよい場所に置き、こまめに葉の様子をチェックしましょう。
病害虫の予防対策として、10日に1回程度薬剤散布をするのも効果的です。
3.4 支柱による保護
新苗の枝はまだ細く、風や雨の重みで簡単に付け根から裂けてしまうことがあります。植え付けと同時に支柱を立てて、麻紐などで優しく固定してあげましょう。
3.5 夏を乗り切るマルチング
土の表面にウッドチップやワラなどのマルチング材を敷き詰め、直射日光による地温の上昇と急激な乾燥を防ぎましょう。マルチングは泥跳ねによる黒星病の感染予防にもなります。
3.6 肥料は控えめに
早く大きくしようと一度に大量の肥料を与えるのは逆効果です。新苗の根は未熟で、強い肥料に触れると、肥料焼けを起こして根を傷めてしまいます。
植え付け時に元肥混ぜ、追肥は規定量よりもやや薄めの液肥を定期的に与えるか、緩効性肥料を少量ずつ置くのが安全です。
4. 個性的な色のバラで庭に洗練された彩りを
シックで落ち着いた雰囲気をかもし出す、個性的な色のバラ。アンティークな風合いやニュアンスカラーのバラは、時間帯や天候によって、さまざまな表情を見せてくれます。
未熟な新苗を育てるのは、初心者にとって少し勇気がいることかもしれませんが、30年バラと向き合ってきた筆者にとっても、新苗が初めて花を咲かせた瞬間の感動は、何物にも代えがたいものです。
個性的な花色が魅力のバラを植えて、日々の暮らしに洗練された彩りを添えてみませんか。
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