時間をかけてゆっくり育つ多年草とは異なり、一年草は植えたその日から生長を楽しめるところが魅力です。ワンシーズンで一生を終えるからこそ、次々と愛らしい花を咲かせて庭を彩ります。

春~秋まで咲き続ける品種を選べば、季節ごとの植え替えも必要ありません。今回は初心者にも育てやすく開花期間の長い一年草を、参考価格とともに紹介します。

記事最後には、一年草を長い期間咲かせるためのコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. この記事で紹介する「春~秋ずっと咲く育てやすい一年草」にまつわるあれこれ

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赤やオレンジなど、色とりどりの花々

Carl Reader/shutterstock.com

  • 初心者におすすめ!春~秋ずっと咲く「育てやすい一年草」7選
  • 一年草の花を長期間咲かせる「育て方」3つのコツ
  • 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

※この記事で紹介する一年草には、原産地では多年草でも日本の気候では一年草扱いとされている植物も含まれています。

2. 初心者におすすめ!春~秋ずっと咲く「暑さに強い一年草」7選

2.1 ジニア(百日草)

春から晩秋まで咲き続ける「ジニア」2/13

濃いピンク色のジニアの花

veajoh/shutterstock.com

「百日草」という別名のとおり、春~晩秋まで咲き続けるジニア。カラーバリエーションの豊富さと、真夏の直射日光に負けない強健さが魅力です。

一重咲きから八重咲き、ダリアのような大輪から可愛らしい小輪まで、庭の雰囲気に合わせて選べます。

※参考価格:100円~500円前後(3号ポット苗)

2.2 センニチコウ

暑さや乾燥に強い「センニチコウ」3/13

紫のセンニチコウの花々

shutting/shutterstock.com

センニチコウはピンポン玉のような丸い花が咲き、カサカサとした質感が特徴。暑さや乾燥に強く、日本の厳しい猛暑でも色褪せることはありません。

庭で楽しんだあとは切り取ってドライフラワーにすれば、室内でも楽しめます。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

2.3 メランポジウム

ひまわりに似た小花が可憐な「メランポジウム」4/13

黄色いメランポジウムの花々

Massooll/shutterstock.com

ひまわりに似た黄色い小花がかわいいメランポジウム。咲き終わった花の上に新しい葉がおおいかぶさるため、花がら摘みをしなくても美しい状態を保てます。

こんもりとしたドーム状の株姿で、花壇の縁取りに最適です。

※参考価格:200円~400円前後(3号ポット苗)

2.4 マリーゴールド

ビタミンカラーが魅力の「マリーゴールド」5/13

オレンジのマリーゴールドの花

Radovan1/shutterstock.com

マリーゴールドはビタミンカラーの黄色やオレンジの花が華やか。土質を選ばず、乾燥にもよく耐える強健な性質です。

独特の香りに虫よけ効果があるとされており、春~秋まで花壇を彩ります。

※参考価格:100円~800円前後(3号ポット苗)

2.5 アゲラタム

庭に優しい雰囲気をもたらす「アゲラタム」6/13

薄紫のアゲラタムの花

Oleksii Humeniuk/shutterstock.com

青・白・紫・ピンクなどの花色が涼しげなアゲラタム。ふわふわとした小花が密集して咲き、野趣あふれる姿で周りの花を引き立てる名脇役です。

晩秋まで絶え間なく咲き続け、庭にソフトで優しい雰囲気をもたらしてくれます。

※参考価格:100円~500円前後(3号ポット苗)

2.6 ペチュニア

花色のバリエーションが豊かな「ペチュニア」7/13

濃いピンク色のペチュニア

Onur Guner Guray/shutterstock.com

ペチュニアは花色が豊富で、横に広がるように生育するのが特徴。一重咲きのほかに八重咲きもあり、花壇から寄せ植えまで幅広く活用できます。

徒長すると花数が減るため、梅雨前に一度切り戻しするのがおすすめです。

※参考価格:100円~800円前後(3号ポット苗)

2.7 ニチニチソウ

真夏の猛暑にも負けない「ニチニチソウ」8/13

薄桃色のニチニチソウの花々

Leiter1940s/shutterstock.com

新しい花が日々開花することから名付けられたニチニチソウ。夏の猛暑と強い日差しを好み、花が少なくなる真夏でも元気に咲き続けます。

過湿を嫌うため、水の与えすぎには気をつけましょう。

※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)

3. 一年草の花を長期間咲かせる「育て方」3つのコツ

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ペチュニアの花がらを摘んでいる様子

FotoHelin/shutterstock.com

3.1 こまめな花がら摘み

咲き終わった花をそのままにしておくと、植物は子孫を残すために種をつくり始めます。種に栄養が取られてしまうと、新しい花を咲かせるエネルギーを無駄に消費することに。

枯れた花を茎の付け根からこまめに摘み取ることで、植物は種をつくるために新しいつぼみを次々に付けます。

3.2 生長を促すための追肥

植え付け時の元肥だけで、春~秋まで長期間咲き続けていると、途中でスタミナ切れを起こしてしまいます。開花期間中は、液体肥料や緩効性肥料を与えて、栄養を補給しましょう。

基本的に液体肥料は1~2週間に1回、緩効性肥料は1ヵ月に1回程度与えます。肥料ごとに適した頻度や量が異なりますので、使用前にパッケージを確認してください。

3.3 勇気を持っておこなう切り戻し

梅雨時期や本格的な真夏の前には、伸びすぎた茎を半分から3分の1程度までバッサリ切りましょう。最初は花がなくなって寂しく感じますが、切り戻しすることで株元の風通しがよくなり、蒸れや病気を防げます。

また、切った場所から新しい脇芽が出てくるため、株が美しく整い、花数を増やすのに効果的です。

4. 春〜秋まで咲き続ける一年草で色彩豊かな庭に

一年草は生長が早く、短い一生の中で次々と愛らしい花を咲かせます。「植物を育てるのは難しそう」とためらっている方にこそ、生命力あふれる春はガーデニングを始める絶好のタイミングです。

開花期間の長い品種を選び、大切に育てれば、植物はそれに応えるように力強く花を咲かせてくれるでしょう。春~秋まで咲き続ける一年草で、色彩豊かな庭づくりを始めてみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?

一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?10/13

出所:LIMO編集部作成

さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。

  • 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
  • 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
  • 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。

※分類には諸説あります。

※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。

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