庭に日が当たりにくいため、ガーデニングには不向きかもしれないと、あきらめている方も多いかもしれません。じつは日陰を好み、初心者にも育てやすい多年草は、意外とたくさんあります。
日陰の庭は暑さが厳しい季節でも比較的涼しく、植物がしっとりと美しく映える魅力的な空間です。今回は初心者でも育てやすく日陰に強い多年草を6種、参考価格とともに紹介します。
記事後半では、日陰で育つ多年草の植え付けやお手入れのコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「初心者におすすめの日陰に強い多年草」にまつわるあれこれ
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Maria Evseyeva/shutterstock.com
- 初心者におすすめ!日陰の庭でも育てやすい多年草6選
- 日陰に強い多年草の「植え付けとお手入れ」4つのコツ
- 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
- 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
2. 初心者におすすめ!日陰の庭でも育てやすい多年草6選
2.1 ギボウシ[落葉]
日陰の庭に明るさを添える「ギボウシ」2/13
Flower_Garden/shutterstock.com
ライムグリーンやブルーグレー、白の斑入りなど、葉色が豊富なギボウシ。存在感のある葉が、暗くなりがちな日陰の庭に明るさを添えてくれます。
大型から小型まで多様なサイズがあり、初夏に咲く花も涼やかです。
※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)
2.2 ラミウム[常緑]
初夏に可憐な花を咲かせる「ラミウム」3/13
Kabar/shutterstock.com
ラミウムは背丈が20~40cmで、横に広がるのが特徴。葉の表面に白い斑が入り、暗い場所をパッと照らしてくれます。
春から初夏にかけて咲く、ピンクや白、黄色などの花が可憐です。
※参考価格:200円~600円前後(3号ポット苗)
2.3 ヒューケラ[常緑]
カラーリーフの「ヒューケラ」4/13
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カラーリーフの代表格で、葉色の鮮やかさが際立つヒューケラ。赤・紫・オレンジ・シルバーなど、花にも負けない彩りを1年中保ちます。
草姿がコンパクトにまとまるため、狭いスペースや鉢植えにもおすすめです。
※参考価格:400円~900円前後(3号ポット苗)
2.4 アジュガ[常緑]
日陰でも強健に育つ「アジュガ」5/13
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アジュガはランナーを伸ばして自然に増える、常緑のグランドカバープランツ。チョコレート色や斑入りなどの葉色があり、春には青や紫の鮮やかな花穂が立ち上がります。
強健な性質で、踏みつけにも比較的強く、雑草除けとしても効果的です。
※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)
2.5 アスチルベ[落葉]
幻想的な花姿の「アスチルベ」6/13
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湿り気のある日陰を好み、初夏にふわふわとした円錐状の花を咲かせるアスチルベ。ピンク・赤・白などの花が、薄暗い中で咲く様子が幻想的です。
梅雨の長雨にも強く、一度植えればとくに手入れをしなくても毎年大株に育ちます。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
2.6 クリスマスローズ[常緑]
花のない時期も美しい「クリスマスローズ」7/13
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クリスマスローズは冬から春の花が少ない時期に、庭を華やかにしてくれる貴重な存在。うつむき加減に咲く奥ゆかしい花姿が魅力的です。
常緑の大きな葉も美しく、花のない時期も庭を彩ってくれます。
※参考価格:400円~2000円前後(3号ポット苗)
3. 日陰に強い多年草の「植え付けと育て方」4つのコツ
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3.1 水はけのよい土壌をつくる
日陰は日なたに比べて水分が蒸発しにくく、土が湿ったままになりがち。根腐れを防ぐために、植え付け時には水はけのよい土壌をつくることが大切です。
排水性のよい土をつくるために、腐葉土やパーライト、軽石などを混ぜ込みましょう。また、レンガや石を積んで、周囲より少し高く土を盛った花壇にすることで、余分な水分が溜まりにくくなります。
3.2 水やりは土の湿度を確認してから
日当たりが悪い場所は土が乾くまでに時間がかかるため、毎日水を与える必要はありません。とくに地植えの場合は、一度根付いてしまえば雨水だけで十分なことも。
葉に元気がないからといって、すぐに水やりをせず、まず土の中の湿度をチェックする習慣をつけましょう。
3.3 適切な株間を空けて風通しをよくする
植物が密集しすぎると、互いに干渉して生長が妨げられます。植え付けの際は、将来的に株が広がることを想定して、少し余裕を持って株間を空けることが大切です。
また、適度なすき間をつくることで風が通り、カビによる病気や害虫の発生を抑えることができます。
3.4 お手入れは手をかけすぎない
日陰に強い多年草は、丈夫な性質を持つものが多く、環境になじむと自然にたくましく育ちます。肥料のやりすぎやこまめな植え替えは、かえって植物を弱らせる原因に。
花がら摘みや枯れた葉の切り取りなど、最小限のお手入れに留め、植物自身の生命力に任せる「引き算のガーデニング」を楽しみましょう。
4. 日陰を好む多年草で心癒やされる庭づくりを
耐陰性が強く、初心者にも無理なく育てられる多年草たち。庭の隅や北向きのベランダなど、あきらめていた場所を、心が和む空間へと変えてくれる心強い存在です。
日なたの庭のような華やかさはないものの、控えめに咲く可憐な花や、しっとりと濡れたような葉が、暮らしに潤いを与えてくれます。静かな光の中で輝く多年草を取り入れて、心癒やされる庭づくりを楽しんでみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い9/13
出所:LIMO編集部作成
「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」を整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
6. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いも整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。
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