ゴールデンウィークが過ぎ、日差しが強まり始める初夏の季節。ベランダや庭を華やかに彩る主役として、園芸店でよく見かけるのが「ゼラニウム」です。

鮮やかな花色と育てやすさが魅力のゼラニウムですが、一株でシンプルに育てるだけでなく、性質の似た植物を組み合わせることでその美しさはさらに引き立ちます。空間に奥行きが生まれ、お庭のセンスをぐっと格上げしてくれるでしょう。

今回は、ゼラニウムと同じく乾燥気味の環境を好み、一緒に植えることで互いの魅力を高め合うような「寄せ植えパートナー」となる植物を、参考価格とともに紹介します。

1. この記事で紹介する植物

ゼラニウム1/9

チェリーセージ

NagyG/shutterstock.com

  • ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト:ふんわりとした白い苞(ほう)が全体を優しくまとめ、主役を引き立てる名脇役。
  • ラベンダー:爽やかな香りと美しいシルバーリーフで、寄せ植えに気品と骨格をプラスするハーブ。
  • チェリーセージ:鮮やかな花色と縦に伸びるスマートなラインで、高さのアクセントをもたらす宿根草。

2. 主役の「ゼラニウム」が垢抜ける!センスあふれる寄せ植え作りのコツ

ゼラニウム2/9

ゼラニウム

ncristian/istockphoto.com

ゼラニウムは日当たりを好み、過湿を嫌って乾燥気味の環境で健やかに育ちます。この性質を理解した上で、組み合わせる植物も「乾燥を好む」ものを選ぶのが失敗を防ぐ大切なポイントです。

水やりのタイミングが同じになるため管理がグッと楽になり、役割(ふんわり感・骨格・高さ)のバランスを意識して配置することで、洗練されたひと鉢が完成します。

3. 初夏ガーデンの主役「ゼラニウム」が垢抜ける!相性抜群の《寄せ植えパートナー植物》3選

ここからは、寄せ植えの主役「ゼラニウム」を引き立てる、相性の良い「名脇役」な植物たちをご紹介します。

3.1 ふんわり白で全体をやわらげる名脇役「ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト」

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト3/9

ユーフォルビア・ダイヤモンドフロスト

Jobrestful/istockphoto.com

鮮やかなゼラニウムの花色を、まるで霧のような白い小花(実は葉が変化した「苞」と呼ばれる部分)が優しく包み込み、引き立てる背景となってくれます。寄せ植え全体に美しい空気感と柔らかさを演出するため、必須レベルで相性の良いパートナーです。

非常に乾燥に強いためゼラニウムと水やりのタイミングが合わせやすく、扱いやすいのが魅力。横にふんわりと広がる性質があるため、鉢の縁や中間あたりに配置すると全体が綺麗にまとまりやすくなります。

※参考価格:500円前後(3号ポット苗)

3.2 シルバーリーフと気品ある香りで骨格を作る「ラベンダー」

ラベンダー4/9

ラベンダー

Keiko Futamata/istockphoto.com

青紫色の花と美しいシルバー系の葉を持つラベンダーは、直線的な草姿で寄せ植えの「骨格」を作ってくれます。

花や葉がもたらす爽やかな香りが、ひと鉢の気品をぐっと高めてくれるでしょう。

ゼラニウムと同じく乾燥気味の環境を好みますが、高温多湿の蒸れには少し弱い性質があります。

そのため、風通しを意識して株元の葉を少しすき、中心からやや外側に配置するのが、梅雨や夏を安定して乗り切るためのコツです。

※参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)

3.3 縦のラインで高さを出す、乾燥に強いアクセント「チェリーセージ」

チェリーセージ5/9

チェリーセージ

Brookgardener/shutterstock.com

初夏から秋にかけて長く咲くチェリーセージは、寄せ植えの花期を支える頼もしい柱となります。

こんもりと丸く育つゼラニウムに対し、スマートに伸びた茎の先に咲く小花が風に揺れ、全体のシルエットに軽やかな動きを生み出してくれます。

ハーブの仲間であるチェリーセージは暑さや乾燥に非常に強く、ゼラニウムやラベンダーと同じく「土がしっかり乾いてからたっぷりお水をあげる」という管理で元気に育ちます。

葉に触れると甘くフルーティな香りが広がり、五感で楽しめるのも嬉しいポイントです。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)

4. まとめにかえて

寄せ植えは、環境の好みが似ている植物同士を組み合わせることで、お互いを引き立て合いながら長く美しい姿を保つことができます。

これから迎える梅雨や本格的な夏を健やかに乗り切るためには、終わった花(花がら)や黄色くなった下葉をこまめに摘み取って、株元の風通しを良く保つことが大切です。

適切な時期に少し切り戻しを行えば、株がリフレッシュして秋まで長くお花を楽しめるようになります。

それぞれの植物が持つ役割や配置のコツを参考に、お気に入りの場所に飾る、あなただけの特別なひと鉢をぜひ仕立ててみてくださいね。

5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。

植木鉢の号数とサイズ6/9

植木鉢の号数とサイズ一覧表

出所:LIMO編集部作成

植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。

  • 3号鉢…直径9㎝
  • 3.5号鉢…直径10.5㎝
  • 4号鉢…直径12㎝
  • 5号鉢…直径15㎝
  • 6号鉢…直径18㎝

これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。

植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。

植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1、2号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。

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LIMOガーデニング部