5. 年金額には個人差がある点を理解しよう

厚生労働省の『令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況』によると、公的年金の平均受給月額は、国民年金(老齢基礎年金)が5万9310円、厚生年金(国民年金部分を含む)が15万289円です。

ただし、年金の受給額は一人ひとり大きく異なるという点に注意が必要です。

特に厚生年金は、現役時代の収入や加入期間によって受給額に差が出やすい傾向があります。

厚生年金保険(第1号) 男女別年金月額階級別老齢年金受給権者数13/13

厚生年金保険(第1号) 男女別年金月額階級別老齢年金受給権者数

出典:厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

「厚生年金に加入していれば多くの年金がもらえる」と思われがちですが、実際には月額30万円以上を受け取る方がいる一方で、月額1万円未満の方もいるなど、受給額は幅広い範囲に分布しています。

ご自身の年金とその他の所得を合わせても一定の基準に満たない場合は、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。

6. まとめ

今回は、年金生活者支援給付金について、その種類や支給要件、手続きの流れなどを詳しく見てきました。

老齢・障害・遺族の3つの基礎年金に応じて給付金が用意されており、所得が一定基準以下であることなどが条件となります。

ご自身が対象になるかもしれないと感じた方もいらっしゃるかもしれません。

この給付金は、基本的に日本年金機構から送られてくる請求書を返送することで手続きが完了します。

もし対象になると思われるのに案内が届かない場合や、制度について不明な点がある場合は、お近くの年金事務所や「ねんきんダイヤル」に相談してみるのも一つの方法です。

利用できる制度を正しく理解し、少しでも安心してこれからの生活を送るための一助となれば幸いです。

参考資料

マネー編集部年金班