2. 個人向け国債 vs 定期預金「最新金利」の比較!利回りどっちが良い?

続いて、定期預金の金利を確認してみましょう。金利は銀行ごとに異なりますが、日本銀行が集計するデータから平均的な水準を探ります。

2.1 10年定期が0.7%超 利回りは個人向け国債に軍配

日本銀行によると、2026年4月の定期預金の金利は10年物で0.73%台となりました。1年前は0.48%台であり、0.25ポイント上昇しています。

【定期預金の平均金利(2026年4月)】
・10年:0.736%
・5年:0.551%
・3年:0.475%
※「300万円未満」、「300万円以上~1000万円未満」、「1000万円以上」の単純平均

出所:日本銀行「時系列統計データ検索サイト 預金種類別店頭表示金利の平均年利率等」

定期預金の金利は2026年に入り一段高くなっています。日本銀行は政策金利を2025年12月に0.50%から0.75%へ引き上げ、メガバンク3行は2026年1月にそろって定期預金金利を改定しました。金利の上昇は、これらが影響したと考えられます。

もっとも、金利は平均的には1%を下回る状況です。銀行によってはさらに高い金利を設定するケースもあるでしょうが、利回りは個人向け国債の方が高いことが多いでしょう。

2.2 定期預金は短期資金に向く

利率で見ると個人向け国債の方が有利です。ただし、1年以内に使う予定があるお金は個人向け国債に向きません。個人向け国債は、購入から1年間は解約できないためです。

一方、定期預金は満期前でも途中解約できることが一般的です。定期預金の途中解約は通常、受け取れる利子が減るものの、元本を割り込むことはありません。

短期資金の運用は、個人向け国債よりも定期預金の方が向いています。