1. おひとりさま世帯の貯蓄額は?20代~50代の「平均値・中央値」一覧表

J-FLEC(金融経済教育推進機構)「2025年 家計の金融行動に関する世論調査」をもとに、20代〜50代の単身世帯の金融資産保有額を確認します。

数字を確認するにあたり、まず「平均値」と「中央値」の違いをおさえておきましょう。平均値は一部の高額資産保有者の影響を受けやすく、実感より高く見えることがあります。

一方、中央値は資産額の少ない順に並べたとき中央に位置する金額で、家計の実態をつかむうえで参考になりやすい指標です。

1.1 20歳代・おひとりさま世帯の「貯蓄額(平均・中央値)」

金融資産非保有:33.2%
100万円未満:24.6%
100~200万円未満:10.2%
200~300万円未満:7.1%
300~400万円未満:5.5%
400~500万円未満:3.1%
500~700万円未満:5.8%
700~1000万円未満:2.6%
1000~1500万円未満:2.4%
1500~2000万円未満:1.1%
2000~3000万円未満:0.5%
3000万円以上:0.7%
無回答:3.1%

平均:255万円
中央値:37万円

20歳代では平均が255万円、中央値は37万円となっています。また、金融資産を保有していない人は33.2%、100万円未満が24.6%で、3000万円以上を保有する人はわずか0.7%です。

1.2 30歳代・おひとりさま世帯の「貯蓄額(平均・中央値)」

金融資産非保有:32.3%
100万円未満:14.2%
100~200万円未満:14.2%
200~300万円未満:4.9%
300~400万円未満:4.3%
400~500万円未満:2.8%
500~700万円未満:5.5%
700~1000万円未満:3.1%
1000~1500万円未満:5.5%
1500~2000万円未満:4.3%
2000~3000万円未満:2.5%
3000万円以上:3.4%
無回答:3.1%

平均:501万円
中央値:100万円

30歳代では平均が501万円、中央値は100万円です。また、金融資産を保有していない人は32.3%、100万円未満が14.2%で、3000万円以上を保有する人は3.4%です。

1.3 40歳代・おひとりさま世帯の「貯蓄額(平均・中央値)」

金融資産非保有:32.1%
100万円未満:15.1%
100~200万円未満:7.1%
200~300万円未満:5.9%
300~400万円未満:4.3%
400~500万円未満:2.2%
500~700万円未満:6.2%
700~1000万円未満:4.6%
1000~1500万円未満:6.2%
1500~2000万円未満:1.2%
2000~3000万円未満:2.8%
3000万円以上:9.9%
無回答:2.5%

平均:859万円
中央値:100万円

40歳代では平均が859万円、中央値は30歳代と同じ100万円です。金融資産を保有していない人は32.1%で約3人に1人の割合です。一方で、3000万円以上を保有する人は約1割まで上昇しています。

1.4 50歳代・おひとりさま世帯の「貯蓄額(平均・中央値)」

金融資産非保有:35.2%
100万円未満:10.1%
100~200万円未満:7.4%
200~300万円未満:4.6%
300~400万円未満:2.7%
400~500万円未満:3.3%
500~700万円未満:4.9%
700~1000万円未満:4.6%
1000~1500万円未満:6.0%
1500~2000万円未満:3.3%
2000~3000万円未満:5.5%
3000万円以上:10.4%
無回答:1.9%

平均:999万円
中央値:120万円

50歳代では平均が999万円まで上昇している一方で、中央値は以前として低く120万円です。

まとまった貯蓄を持つ世帯が徐々に増加する一方で、金融資産を保有していない世帯が35.2%となり、他の年代よりも増えています。また貯蓄が100万円未満の世帯は10.1%で、貯蓄が十分でない世帯が多く見られます。

1.5 60歳代・おひとりさま世帯の「貯蓄額(平均・中央値)」

金融資産非保有:30.4%
100万円未満:9.1%
100~200万円未満:4.3%
200~300万円未満:2.4%
300~400万円未満:4.5%
400~500万円未満:3.1%
500~700万円未満:6.0%
700~1000万円未満:4.8%
1000~1500万円未満:8.1%
1500~2000万円未満:4.1%
2000~3000万円未満:5.5%
3000万円以上:15.6%
無回答:2.2%

平均:1364万円
中央値:300万円

60歳代では中央値が300万円まで上昇していますが、老後を目前として低い状況が続いています。平均は1364万円ですが、これは退職金や相続なども影響していると考えられます。

60歳代の金融資産非保有世帯は約3割、100万円未満世帯も約1割で、貯蓄が十分でない世帯が他の世代と同様に多いことがわかります。