庭中のバラがいっせいに咲きだし、周囲の草花も次々と花盛りを迎えるこの時期は、まさに1年で最高のシーズン。庭に立つだけで心躍るような喜びに包まれます。
主役のバラを際立たせるのが、足元を彩るさりげない多年草の存在です。今回はバラ栽培歴30年の筆者が、春バラと相性がよく、植えてよかったと実感している多年草を6種、参考価格とともに紹介します。
記事後半では、どんな植物が春バラの魅力を際立たせるのかについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
1. この記事で紹介する「植えてよかった、春バラと相性抜群の多年草」にまつわるあれこれ
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筆者撮影
- 「植えてよかった」植えっぱなしで春バラと相性抜群の《多年草》6選
- 春バラと相性のよい多年草の選び方「3つのポイント」
- 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
2. 「植えてよかった」植えっぱなしで春バラと相性抜群の《多年草》6選
2.1 バラのある庭に立体感を生み出す「ジギタリス」
ジギタリス2/12
筆者撮影
圧倒的な存在感があり、うちの庭では欠かせない存在となっているジギタリス。スッと高く伸び上がる花茎に、ベルのような形の花を密につける独特のフォルムです。
バラのふんわりとした丸い花姿に対し、垂直方向のラインを強調してくれるため、庭に立体感と奥行きが生まれます。
※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)
2.2 すらりと伸びる花穂が美しい「バーバスカム」
バーバスカム3/12
筆者撮影
バーバスカムはジギタリスと同様に立ち上がる花姿が特徴。花は下から順に咲き上がり、長期間にわたって庭を彩ってくれます。
実際に取り入れてみて実感したのは、管理のしやすさです。暑さや寒さに強く、植えっぱなしでも毎年元気に花穂を立ち上げてくれます。
※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)
2.3 バラの足元をナチュラルに彩る「ゲラニウム」
ゲラニウム4/12
筆者撮影
バラの足元を彩る名脇役として人気の高いゲラニウム。花色はブルーやピンク、白など多彩ですが、どの色もバラの気品をそこなわない、控えめでナチュラルな美しさがあります。
葉が密集して広がるため、雑草が生えにくく、土の乾燥も防いでくれるのが、筆者にとってうれしいポイントです。
※参考価格:400円~700円前後(3号ポット苗)
2.4 青や紫の花がバラを引き立てる「クレマチス」
クレマチス5/12
筆者撮影
クレマチスは「つる植物の女王」とも呼ばれる植物。バラにはない青や紫といった色を補ってくれるため、色彩のコントラストを出すのに最適です。
バラやトレリスに絡ませて育てることで、限られたスペースでも密度のある空間を演出できます。
※参考価格:500円~1100円(3号ポット苗)
2.5 ローメンテで庭のアクセントになる「ベロニカ・ロイヤルブルー」
ベロニカ・ロイヤルブルー6/12
筆者撮影
名前どおり、目が覚めるほど鮮やかなブルーが魅力のベロニカ・ロイヤルブルー。まっすぐに伸びる花穂がシャープで、庭のアクセントにぴったりです。
ほとんど手がかからないため、バラ栽培に専念でき、植えてよかったと思っています。
※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)
2.6 花色が豊富で、バラと調和しやすい「西洋オダマキ」
西洋オダマキ7/12
筆者撮影
西洋オダマキは造形美あふれる花姿がユニーク。野趣あふれるたたずまいで、バラの華やかさとは異なる、繊細で知的な美しさを持っています。
花色も豊富で、パステルカラーからシックな色合いまで、バラの雰囲気に合わせて選べるのも魅力です。
※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)
3. 春バラと相性のよい多年草の選び方「3つのポイント」
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筆者撮影
3.1 バラの美しさを引き立てる花姿と色彩
バラの豪華な大輪の花を主役にするために、周囲の多年草は小花や穂状のものを選ぶのがおすすめです。バラの丸い形と対照的なアクセントになり、庭に立体感を生みます。
また、青や紫、シルバーリーフなどのバラにはない色を補うことで、色彩のコントラストが生まれ、風景がより洗練されるでしょう。
3.2 バラと生育環境が一致
日なたで風通しがよく、肥沃な土壌を好むバラ。一緒に植える多年草もこれと同じ環境を好むものを選ぶことで、水やりや施肥のタイミングが重なり、管理が楽になります。
また、花が咲く時期は水をより多く欲しがるため、乾燥を好む植物より、バラと同じ程度の湿り気を好む多年草を選ぶのがコツです。
3.3 手がかからない丈夫な性質
バラ栽培は剪定や消毒など手間がかかる場面が多いため、周囲の草花はある程度放っておいても毎年咲き、寒さや暑さに耐性がある植物を選びましょう。
手間をかけずに毎年春が来るのが楽しみになるような、丈夫で育てやすい植物が理想的です。
4. バラと相性のよい多年草で年月とともに深まる景色を
バラの足元を彩る植物選びは、庭に奥行きと彩りを与えてくれます。植えっぱなしで育つたくましい多年草たちは、年月を重ねるごとに庭になじみ、筆者にとっても欠かせない存在です。
これらの植物を植えることで、雑草や乾燥に悩まされることが減り、植えてよかったと実感しています。春バラと相性抜群の多年草を植えて、風景が育つ喜びを実感してみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。
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