初夏の陽気がまぶしい5月下旬。季節の変わり目は、シニア世代にとって日々の体調管理にいつも以上に気を配る時期ではないでしょうか。

特に70歳代を迎えると、医療機関での窓口負担割合の切り替わりを経験するなど、それまで以上に「健康維持にかかるコスト」が身近でリアルな問題として浮上してきます。人生100年時代、健やかに暮らしたいと願う反面、予期せぬ医療費や介護費が家計に与える影響は無視できません。

子どもが独立し、「老後は夫婦二人だけなら何とかなる」と考える方も少なくありませんが、実際のデータを見ると、70歳代の夫婦世帯の家計は必ずしも余裕があるとはいえない状況です。

貯蓄額には大きなばらつきがあり、十分な資産を持つ世帯がある一方で、貯蓄が少ない、あるいは保有していない世帯も一定数存在します。

また、日々の生活では年金収入だけでは支出をまかないきれず、毎月赤字となるケースも見られます。

本記事では、70歳代・二人以上世帯の貯蓄状況や家計収支の実態をデータから整理し、老後資金を守るための具体的な対策について解説します。