新緑が目にまぶしく、日差しに初夏の気配を感じる季節となりました。これから訪れる梅雨や夏に向けて、お庭の計画を立てるのに最適なタイミングですね。
忙しい毎日の中でも、庭の草花にふと癒やされる瞬間は特別なものです。そんな願いを叶えてくれるのが、植える場所の環境さえ合えば、毎年季節の訪れとともに芽吹いてくれる「宿根草(しゅっこんそう)」です。
宿根草には、冬に地上部が枯れて休眠するタイプや、一年を通して葉の緑を保つ常緑性のタイプなどがあり、それぞれが季節の移ろいを感じさせてくれます。
今回は、春のうちに植えておくと初夏の庭に涼やかな風景をもたらしてくれる、おすすめの宿根草を参考価格とあわせてご紹介します。
1. この記事で紹介する宿根草
アガパンサス1/7
Ljumitza/shutterstock.com
- ギボウシ(ホスタ):日陰をおしゃれに演出する、多様な葉色が魅力のカラーリーフ。
- アガパンサス:花火のように咲き誇り、庭の主役になる気品ある立ち姿。
- アスチルベ:雨の日も美しく、軽やかな花穂が庭を優しく彩ります。
2. 初夏の庭を美しく彩る、おすすめ宿根草3選
落ち着いた大人の雰囲気の庭を目指すなら、「フォルムの美しさ」を意識することがポイントです。
使用する花の色数を抑え、植物と植物の間に余白を持たせるように配置すると、ぐっと洗練された印象になります。それぞれの植物が持つ役割を活かして、みずみずしい景色をつくりましょう。
2.1 日陰をモダンに彩る、カラーリーフの代表格「ギボウシ(ホスタ)」
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洗練された庭の土台作りに欠かせないのが、葉の形や色が多彩なギボウシです。大型の品種はダイナミックな印象を、小型の品種は花壇の縁取りにと、空間を引き締めるカラーリーフの代表格として活躍します。
夏の強い直射日光は苦手なため、風通しの良い「明るい日陰から半日陰」で育てると、美しい葉の色を長く保つことができます。
なお、新芽や葉を食べるナメクジには注意が必要です。また、ペットにとっては有毒な成分を含むため、犬や猫が誤って口にしないよう植え付け場所には配慮しましょう。
※参考価格:800~1200円前後(3~4号ポット苗)
2.2 花火のような気品、縦ラインを強調する主役級「アガパンサス」
涼やかな花火のような花姿「アгаパンサス」3/7
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アガパンサスは、すっと真っ直ぐに伸びた茎の先に、涼しげなブルーやホワイトの花を放射状に咲かせます。縦のラインを強調するその圧倒的な存在感は、まさに初夏のガーデンの主役といえるでしょう。
花が咲いていない時期でも、美しい葉が庭に構造的なリズムを与えてくれます。
非常に丈夫で、一度根付いてしまえば、環境が合うと数年間はほとんど植えっぱなしに近い感覚で楽しめます。基本的には手がかかりませんが、数年ごとに株分けをしてあげると、より元気に育つでしょう。
※参考価格:700~1500円前後(3号ポット苗)
2.3 雨に濡れても美しい、ふんわり軽やかな花穂が魅力の「アスチルベ」
ふわふわとした花穂が優しげな「アスチルベ」4/7
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梅雨の時期の曇りがちな空気を、ぱっと明るく変えてくれるのがアスチルベです。円錐状に集まった小さな花が、空間にふんわりとした軽やかさを演出してくれます。花の色を絞って群生させると、よりセンスの良い印象になるでしょう。
強い乾燥を嫌うため、完全な日陰ではなく「明るい日陰から半日陰」で、やや湿り気のある場所を選ぶと元気に育ちます。株元に腐葉土などでマルチング(土を覆うこと)をして保湿してあげるのも効果的です。
※参考価格:500~900円前後(3号ポット苗)
3. 環境が合えば毎年咲く「宿根草」を、あなたの庭に迎えてみませんか
初夏の庭をセンス良く彩る、おすすめの宿根草についてお伝えしました。
宿根草は、環境さえ合えば毎年花を咲かせたり、美しい葉を展開したりと、庭のベースを作ってくれる頼もしい存在です。植物の役割を意識して配置することで、手間を最小限に抑えつつ洗練された空間を叶えることができます。
今回ご紹介した3種は、どれも大人の庭にぴったりの植物ばかりです。ガーデニングが楽しいこの季節に、ぜひお気に入りの一株を庭に迎えてみてはいかがでしょうか。
※育ち方は地域や日照条件によって異なります。また、品種によって性質が異なる場合があります。
※この記事は再編集記事です
参考資料
5. 【ガーデニング豆知識】多年草や宿根草の魅力とは?
【ガーデニング豆知識】多年草や宿根草の魅力とは?5/7
出所:LIMO編集部作成
5.1 多年草や宿根草の魅力
- 一度植えれば植え替えの必要がなく、ほぼほったらかしで育てられる植物も多い
- ローコスト&ローメンテでガーデニングが楽しめる
- 年々大きく育っていく喜びを味わえる
- 毎年決まった時期に花が咲き、季節を教えてくれる
5.2 お庭に取り入れるコツ
- 開花時期をずらすと、一年中花が咲く庭になる
- 花色やテーマを統一するとおしゃれな印象に(ホワイトガーデン、ブルーガーデン、ナチュラルガーデンなど)
- カラーリーフとして楽しめる植物を取り入れると、花が少ない季節も華やかになる
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LIMOガーデニング部