春の暖かな日差しが心地よい4月、庭木の新緑が目に鮮やかな季節となりました。この時期、鈴のような愛らしい花を枝いっぱいに咲かせるドウダンツツジは、庭を明るく演出してくれる人気の低木です。

和風庭園から洋風のナチュラルガーデンまで、どんなスタイルにも調和し、落ち着いた雰囲気をもたらします。春の花はもちろん、秋の鮮やかな紅葉など、季節ごとに異なる表情で楽しませてくれる点もドウダンツツジの大きな魅力といえるでしょう。

この記事では、ドウダンツツジの個性的な仲間3種類を参考価格とあわせてご紹介します。さらに、狭いスペースでも楽しめるドウダンツツジの魅力や、初心者でも安心の育て方のポイントについても詳しく解説していきます。

1. 【ドウダンツツジの仲間】個性豊かな代表的な3種類を紹介

1.1 ホンコンドウダンツツジ

艶やかなピンク色の花と常緑の葉が魅力の「ホンコンドウダンツツジ」1/9

ホンコンドウダンツツジの花

Bossa Art/shutterstock.com

ホンコンドウダンツツジは、一般的なドウダンツツジより一足早く早春のころから、光沢のあるピンクや白色の可憐な花を咲かせます。花びらの先端がくるりとカールしているのが特徴で、華やかさと愛らしさを兼ね備えた雰囲気が魅力です。

他の仲間とは異なり、年間を通じて葉を落とさない常緑樹であることも大きなポイントです。そのため、コンパクトな常緑樹を庭や玄関先のシンボルツリーにしたいと考えている方にも適しています。

ただし、落葉性の品種に比べて耐寒性はやや低いため、主に暖かい地域での栽培に向いています。寒さが厳しいと落葉することもありますが、過度な乾燥を避けて管理すれば、春には再び新しい芽が出てきます。

※参考価格:2000~2500円前後(5号ポット苗)

1.2 ドウダンツツジ

上品で愛らしい白い小花が咲く「ドウダンツツジ」2/9

白いドウダンツツジの花のアップ画像

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最も広く知られているドウダンツツジは、春の訪れを告げるように、純白でベルの形をした小さな花を咲かせる庭木です。繊細な枝葉に数多くの可憐な花が咲く姿は、見る人の心を和ませてくれるでしょう。

秋には葉が鮮やかな朱色へと紅葉し、季節の移ろいを感じさせてくれるのも嬉しい点です。優しく自然な佇まいでありながら、性質は丈夫で育てやすいため、ガーデニングが初めての方にも向いています。

※参考価格:1500~2500円前後(5号ポット苗)

1.3 サラサドウダン

赤い筋模様が入る花が愛らしい「サラサドウダン」3/9

サラサドウダンの花

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サラサドウダンは、淡い黄緑色やクリーム色の花弁に入る赤い縞模様が特徴的。中には赤い花を咲かせるタイプもあります。一般的なドウダンツツジと比較して花や葉がやや大きく、清楚な雰囲気の中に鮮やかな印象を与える庭木です。

ナチュラルガーデンや洋風の庭に植えると、おしゃれなアクセントとして活躍します。また、ドウダンツツジと同様に、秋の紅葉も非常に色鮮やかで見応えがあります。

※参考価格:1500~3000円前後(5号ポット苗)

ここで紹介した3種類のほかにも、赤やクリーム色の花を持つものや、柳のように細長い葉を持つ品種など、多様なドウダンツツジが流通しています。ぜひ、ご自身の好みに合う一株を探してみてはいかがでしょうか。