2.  厚生年金「月額30万円以上」受給する人はどれくらいいる?

厚生年金の受給額は、現役時代の収入や加入期間によって大きく変わります。では、厚生年金を月額30万円以上受け取っている人は、どれくらいいるのでしょうか。

厚生労働省の資料「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」で、受給額分布を確認しましょう。

老齢基礎年金を含む厚生年金の平均月額は15万289円です。受給額の分布から計算すると、15万円以上の割合は49.8%、20万円以上は18.8%、30万円以上は0.12%となっています。

つまり、月20万円以上になると2割弱、月30万円以上になると1000人に1人という水準です。

月額30万円以上の厚生年金は、平均的な受給額の約2倍にあたる高い水準で、このような高額の年金を受け取る人はかなり限られた人数であることがわかります。

現役時代に一定以上の収入があり、かつ長期間にわたって厚生年金に加入していたことが大きく影響していることは想像に難くありませんが、こうした高額の厚生年金を受け取る人のなかには、60歳以降も役員や再雇用などで働き続けるケースもあるでしょう。

その場合に確認しておきたいのが、2026年4月に改正された「在職老齢年金」の仕組みです。