4. まとめにかえて
日本の公的年金制度の現状と、それを下支えする運用の仕組みについて解説しました。調査結果から、公的年金だけで「月20万円」を確保できる人は厚生年金受給者のわずか18.8%に過ぎないことが浮き彫りとなりました。物価高の影響もあり、シニア世代の家計管理はますます工夫が求められています。
一方で、私たちの年金積立金を運用するGPIFは、特定の資産に偏らない「分散投資」で着実に成果を上げています。この「長期・分散」という考え方は、個人の資産形成においても非常に有効なヒントになります。
まずは「ねんきんネット」等でご自身の将来受給額を把握することから始めてみませんか。不足分をどう補うか、GPIFのような安定した視点を持って、少額からでも「自分年金」作りを検討してみるのが、安心な老後への近道となるはずです。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- 厚生労働省「社会保険の加入対象の拡大について」
- 日本年金機構「在職老齢年金の計算方法」
徳田 椋