5月に入り、目に鮮やかな新緑が初夏の訪れを感じさせる季節となりました。大型連休が明け、落ち着いた日常が戻る中で、ご自身の老後資金について改めて見つめ直そうと考えている方も多いのではないでしょうか。
年金を受給している70歳代でも、貯蓄が十分にある世帯と、ほとんどない世帯では差が大きく、老後の生活水準にも開きが生まれています。
さらに、医療費や介護費といった将来の支出も考慮すると、家計の余裕度は一律ではなく、人によって異なるのが実情です。
今回は、70歳代の貯蓄状況と貯蓄ゼロの割合から、シニア世代のリアルな貯蓄事情を紹介します。
1. 【70歳代の貯蓄事情】貯蓄ゼロの割合は?
70歳代では、実際には貯蓄がある世帯とない世帯の差が開いています。
ここでは、J-FLEC(金融経済教育推進機構)「2025年家計の金融行動に関する世論調査」のデータをもとに、全体像を確認していきましょう。
※なお、これから確認する金融資産保有額には、預貯金以外に株式や投資信託、生命保険なども含まれます。また、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。