春の暖かな日差しの中で植物たちが生き生きと輝く季節を迎えました。今の時期に園芸店を覗くと、まさに「今が咲きどき」の美しい花々がずらりと並び、どんな寄せ植えを作ろうかと想像が膨らみますね。
たくさんの花の中から、ワンランク上の洗練されたひと鉢を作るには、全体の雰囲気を決める「主役」選びが鍵となります。主役となる植物の質感や色合いにこだわることで、初心者でもぐっと垢抜けた印象の寄せ植えを作ることが可能です。
今回は、4月の今まさに美しく咲き誇り、毎年楽しめるおしゃれでセンス抜群な多年草を、参考価格とともに紹介します。
1. この記事で紹介する、春ガーデンを彩る多年草3選
スプーン咲きのオステオスペルマム。デコラティブな花姿がおしゃれ!1/8
gyro/istockphoto.com
- オステオスペルマム:光沢のある花びらとモダンな色合いが魅力。洗練された印象を与える主役級の花です。
- ラナンキュラス・ラックス:幾重にも重なるツヤのある花びらがエレガント。丈夫で毎年咲く豪華な多年草です。
- 宿根ネメシア:アンティークな花色と甘い香りが漂う小花。寄せ植えを上品にまとめる優秀な植物です。
2. この記事で紹介する「春ガーデンを彩る多年草3選」
お庭や玄関先をパッと華やかに、そしてスタイリッシュに彩ってくれる、今が旬の植物をピックアップしました。初心者でもバランスよくまとまりやすい、おすすめの3種類です。
2.1 鮮やかカラーがスタイリッシュな「オステオスペルマム」
オステオスペルマム2/8
Sundry Photography/istockphoto.com
シャープな花びらと、どこか金属のような艶やかな質感が特徴のオステオスペルマム。アンティーク調の絶妙なニュアンスカラーや、花びらの先がスプーン状になったユニークな品種など、バリエーションが非常に豊富です。
寄せ植えの中心に据えるだけで、全体が引き締まり、ぐっとモダンで大人っぽい仕上がりに。開花期間が長く、春から初夏にかけて次々と美しい花を咲かせてくれます。
日本の高温多湿な夏は少し苦手なので、梅雨に入る前に風通しを良くする「切り戻し」を行い、涼しい半日陰で休ませてあげると、秋や翌年にもまた元気な姿を見せてくれますよ。
※参考価格:500円前後(3号ポット苗)
2.2 光を反射して輝くエレガントな春の顔「ラナンキュラス・ラックス」
ラナンキュラス・ラックス3/8
LIMOガーデニング部撮影
シルクのドレスのように幾重にも重なる花びらが、春の光を受けてキラキラと輝くラナンキュラス・ラックス。その圧倒的な華やかさは、春の寄せ植えの主役にふさわしい風格を備えています。
一般的なラナンキュラスとは異なり、水はけのよい環境であれば球根を掘り上げる必要がなく、植えっぱなしに近い状態で夏越しできる丈夫さも魅力です。毎年春が来るたびに豪華な花を咲かせ、空間を優雅に演出してくれます。
※参考価格:1500円~2500円前後(3.5〜5号ポット苗)
2.3 アンティークな色合いと甘い香りが魅力「宿根ネメシア」
宿根ネメシア4/8
Alex Manders/shutterstock.com
小さな蘭のような可憐な花を無数に咲かせる宿根ネメシア。甘い香りを漂わせ、五感で春を感じさせてくれる植物です。くすみがかったアンティークカラーからパステル調まで、柔らかな色彩が揃っています。
オステオスペルマムなどの主役級の花を引き立てつつ、寄せ植え全体をふんわりと優しい雰囲気にまとめてくれます。とても優秀な多年草ですが、夏の暑さと蒸れには少し敏感です。梅雨入り前に思い切って「切り戻し」をして風通しを良くし、涼しい場所で夏越しさせてあげると、秋には再び愛らしい花と甘い香りを楽しませてくれますよ。
※参考価格:400円~600円前後(3号ポット苗)
3. まとめにかえて
4月の中旬から下旬にかけては、春のガーデニングがもっとも楽しくなるベストシーズンです。今回ご紹介した多年草は、どれも「今まさに満開の美しさ」を楽しめるだけでなく、来年の春もまたお庭を彩ってくれる優秀な植物ばかりです。
あれこれと難しく考えず、まずはご自身が直感で「素敵だな」と感じた一株を手に取ってみてください。そこから色合わせや鉢の質感を工夫するだけで、誰でも簡単にセンスあふれる寄せ植えを作ることができます。
うららかな春の陽気に包まれながら、お好みの植物を取り入れて、ご自身だけの心地よいガーデン空間をデザインしてみてはいかがでしょうか。
4. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。
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LIMOガーデニング部
