4. まとめにかえて
今回は、令和8年度の年金額改定と、働き方による将来の受給額の違いについて解説しました。改定率は国民年金で1.9%、厚生年金で2.0%の引き上げとなり、モデル世帯では月数千円の増額が見込まれます。
一方で、厚生年金の加入期間や現役時代の平均収入によって受給額には大きな差が生じることも明らかになりました。さらに、男女の賃金格差やキャリア中断の有無が、将来の年金水準に直結する現実も見えてきました。
まずは、自分の現在の収入と加入期間から将来の着地点を予測すること。そして、不足分をiDeCoや新NISAなどの私的年金で補うのか、あるいは長く働くことで受給額を増やすのか。2026年の今、改めて自身のキャリアと資産形成をセットで再点検してみましょう。
参考資料
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」
- 日本年金機構「令和8年4月分からの年金額等について」
- 内閣府男女共同参画局「令和7年版男女共同参画白書」
- 内閣府男女共同参画局「女性版骨太の方針2025」
村岸 理美