9. まとめにかえて|家計全体を踏まえた老後資金の再整理

一定以上の所得がある2割負担の方に向けた「配慮措置」の終了や、本日(2026年6月1日)からの診療報酬引き上げに加え、世代間の公平性を図る将来的な「原則3割負担」への提言など、後期高齢シニアの医療費負担は今後も段階的に重くなっていく可能性が高いと考えられます。

こうした負担増や物価高に不安を感じるかもしれませんが、日本の公的制度には、ひと月の医療費支払いに上限を設ける「高額療養費制度」といった、家計を守る仕組みも用意されています。

最も大切なのは、むやみに不安を抱くことではなく、まずは自分たちの「生活費」「年金額」「現在の資産」を正確に把握することです。

その上で、健康を維持して少しでも長く働くことや、制度の変化にアンテナを張りながら家計を見直していくことが、これからの長い老後を安心して生き抜くための着実な一歩となります。

参考資料

マネー編集部社会保障班