2026年4月17日のイオン(8267)の株価は終値が1704円(前日比▲58円)で年初来安値を更新しました。

直近のイオンの株価は2月の権利付き最終日を終えてから下落傾向にあり、3月には2000円を下回り1700~2200円の間を基本的に推移しました。

イオンの株価チャート(1年間)1/1

イオンの株価チャート(1年間)

出所:各種資料をもとに筆者作成

イオンといえば、お買い物でキャッシュバックが受けられる「オーナーズカード」の株主優待が有名です。昨年の株式分割をうけて2月に優待が拡充し、その他にもイオンラウンジの利用や映画鑑賞の割引などが用意されており、気になっている方もいるのではないでしょうか。

この記事ではイオンの株価や参考指標、株主優待について詳しくみていきます。

※記事中で記載の株価は全て終値です。

※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。

1. 【イオン(8267)】4月17日の株価の終値は1704円で年初来安値を更新へ

まずは4月17日の株価と参考指標について確認しましょう今日の日経平均株価とTOPIXについても確認します。

  • 株価(終値):1,704円
  • 前日比:▲3.32%
  • 時価総額:4,743,133百万円
  • PER(会社予想):64.57倍
  • PBR(実績ベース):3.87倍
  • 配当利回り(予想):0.88%
  • 日経平均株価 58,475.9円
  • TOPIX 3,760.81円

配当利回りの予想は0.88%でした。 なお年初来高値と年初来安値は以下の通りです。

  • 年初来高値 2,542円(2026年1月5日)
  • 年初来安値 1,704円(2026年4月17日)

イオンは年初来高値を今年の1月に付けており2542円でしたが、4月には1704円の年初来安値をつけています。

株価が下落した要因は複数考えられますが、2026年4月9日の決算で当期純利益の2026年度予想が730億円と対前年比+0.4%と微増にとどまったことなどが要因の一つと考えられます。

2. 【イオン(8267)の株主優待】100株から対象となる優待は?オーナーズカードはいつ届く?

株主優待が人気のイオンですが、その内容を確認しましょう。

イオンの株主優待の代表格が「イオン株主様ご優待カード」、通称「オーナーズカード」です。ここでは、このカードの特典内容と、2026年2月から拡充された優待制度について詳しく説明します。

2.1 100株から対象に!キャッシュバックが魅力の「オーナーズカード」とその他の特典

オーナーズカードは対象店舗でのお買い物の際に提示し、指定の方法で支払うと、保有する株式数に応じた割合で半期ごとにキャッシュバックを受けられる制度です。ただし、一部の専門店では現金での支払いが特典の対象となるケースもあるので注意が必要です。

イオンは昨年9月に1株を3株にする株式分割を実施しました。これに伴い、2026年2月の基準日からは、100株から299株を保有する株主もオーナーズカードの対象として追加されました。

  • 100~199株:1%(2026年2月より新設)
  • 200~299株:2%(2026年2月より新設)
  • 300~1499株:3%
  • 1500~2999株:4%
  • 3000~8999株:5%
  • 9000株以上:7%

※キャッシュバックの対象となるお買い物金額は、家族カードの利用分を含め、半年間で100万円が上限です。

例えば、100株保有の株主が半年間に50万円分のお買い物をした場合、5000円が還元されます。同様に、200株保有なら1万円、300株保有なら1万5000円が還元される計算になります。
 
キャッシュバックの時期は以下の通りです。
  • 3月1日から8月末日までの利用分:10月
  • 9月1日から2月末日までの利用分:4月

ちなみに、オーナーズカードは権利確定日である2月末日または8月末日から約2カ月後に郵送されます。

オーナーズカードには他にも特典があります。イオンやマックスバリュといった対象店舗では、「お客さま感謝デー」の5%割引と、前述のキャッシュバック特典を併用することが可能です。

さらに、イオンシネマやイオンペットなどのグループ企業店舗では、会計時にオーナーズカードを提示すると、その場で割引や優待料金が適用される特典もあります。ただし、これらの利用分はキャッシュバックの対象外となる点に注意してください。

これらの特典も、株式分割後は100株以上を保有するすべての株主が利用できます。

※特典の対象店舗や支払い方法に関する詳しい情報は、公式サイトで確認することをおすすめします。

2.2 イオンラウンジの利用回数も変更!株式分割後の新基準

イオンの店舗内で、お買い物の合間に休憩できる会員専用の無料スペースが「イオンラウンジ」です。このラウンジの利用回数も、株式分割後の保有株数に応じて見直され、その内容が2026年2月16日に発表されました。

変更前(株式分割前)

 
  • 100株以上:月8回
 

変更後(株式分割後)

  • 100株~299株:月4回(2026年2月より新設)
  • 300株~1499株:月8回
  • 1500株以上:月16回(2026年2月より新設)
株式分割によって、100株から299株の保有でも月に4回利用できるようになりました。この新しい基準での利用は、2026年5月1日から開始されます。

2.3 長期保有者向け優待「イオンギフトカード」も拡充

イオンには、長期保有株主向けの優待制度も設けられています。毎年2月末時点で3年以上継続して株式を保有し、かつ一定数以上の株を保有している株主には、イオンギフトカードが贈呈されます。この制度において、2026年2月からは新たに「1500~2999株」の保有区分が追加されました。

  • 1500~2999株:1000円分(2026年2月より新設)
  • 3000~5999株:2000円分
  • 6000~8999株:4000円分
  • 9000~14999株:6000円分
  • 15000株以上:1万円分

3. 【イオン(8267)】配当金の推移と2027年2月期の予想配当はいくら?

では、配当金の推移も確認しましょう。

3.1 イオンの配当金の推移

  • 2025年2月期中間配当※1:20.00円
  • 2025年2月期期末配当※1:20.00円
  • 2026年2月期中間配当※2:20.00円
  • 2026年2月期期末配当※2:7.00円

※1:中間配当金は普通配当18円、記念配当2円、期末配当金は普通配当18円、記念配当2円

※2:2025年9月1日を効力発生日として普通株式1株につき3株の割合で株式分割。そのため期末配当金は株式分割の影響を考慮した金額である。

3.2 2027年2月期の配当予想はいくらか

  • 2027年2月期中間配当予想:普通配当7円、記念配当0円50銭
  • 2027年2月期中間期末予想:普通配当7円、記念配当0円50銭

4. まとめにかえて

株式分割により100株からでも優待の対象となったことで、日常的にイオンを利用する方や、ご家族で買い物をする機会が多い方にとっては、より魅力的な制度になったといえるでしょう。

しかし、株式投資である以上、株価の変動によって元本割れとなるリスクも存在します。

投資を判断する際には、株主優待の内容だけでなく、株価水準や各種の投資指標、配当金の動向、そして企業の業績といった多角的な情報を確認することが大切です。

特に株主優待を目的とする場合は、長期的な保有を前提とすることが多いため、ご自身の資産状況やリスク許容度を十分に考慮したうえで検討してみてはいかがでしょうか。

また、投資を行う際には、通常は利益に対してかかる税金が非課税となる新NISA口座の活用を検討してみるのも一つの方法です。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。
  • 本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください

参考資料