もうすぐゴールデンウィークがやってきます。年に数回しかない長期休暇を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。一方で、2026年4月に入ってからも続く食料品などの値上げは、家計にとって大きな負担となっています。
このようなまとまった休みが取れる時期は、普段なかなか時間を割けない「家計」や「貯蓄」についてじっくり考える絶好の機会です。家計管理や資産形成の方法は多岐にわたるため、情報収集や自分に合った選択肢を見つけるには、ある程度の時間が必要になります。
そこで今回は、40歳代から70歳代の平均的な貯蓄額を世帯別に見ていきます。「平均値」と実態に近いといわれる「中央値」の違いや、貯蓄3000万円以上を持つ世帯の割合も確認しながら、将来に向けた貯蓄のヒントを探ります。
1. 40~70歳代・単身世帯の平均貯蓄額は?「中央値」との比較で実態を探る
「他の人は一体どれくらい貯蓄しているのだろう」と、周囲の懐事情が気になる方は少なくないでしょう。
ここでは、金融経済教育推進機構(J-FLEC)が公表している「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」のデータをもとに、年代ごとの貯蓄額を詳しく見ていきます。※この調査における金融資産保有額は、預貯金に加えて株式、投資信託、生命保険などを含みますが、日々の生活費の出し入れに使う普通預金口座の残高は対象外です。
貯蓄の状況は世帯構成によって大きく変わるため、この記事では「単身世帯」と「二人以上世帯」に分けてデータを比較します。
はじめに、単身世帯の貯蓄額から見ていきましょう。
平均貯蓄額

出所:金融経済教育推進機構「2025年家計の金融行動に関する世論調査」をもとにLIMO編集部作成
1.1 40歳代・単身世帯の貯蓄額:平均と中央値
- 平均:859万円
- 中央値:100万円
1.2 50歳代・単身世帯の貯蓄額:平均と中央値
- 平均:999万円
- 中央値:120万円
1.3 60歳代・単身世帯の貯蓄額:平均と中央値
- 平均:1364万円
- 中央値:300万円
1.4 70歳代・単身世帯の貯蓄額:平均と中央値
- 平均:1489万円
- 中央値:500万円
単身世帯のデータを見ると、平均値と中央値の間に大きな開きがあることがわかります。これは、一部の富裕層が平均値を引き上げている一方で、多くの人がそれほど多くの金融資産を保有していないという実態を反映していると考えられます。
平均額が1000万円に近づくのは50歳代ですが、より実態に近い中央値は、どの年代でも1000万円を下回っています。
次に、二人以上世帯のデータも確認してみましょう。