3. 貯蓄3000万円以上を保有する世帯はどれくらい?年代・世帯別の割合

かつて「老後2000万円問題」が注目を集めましたが、近年の物価上昇を考えると「3000万円は確保したい」と考える方も増えているかもしれません。

実際に、貯蓄額が3000万円以上ある世帯はどのくらいの割合で存在するのでしょうか。

3.1 単身世帯の場合

  • 40歳代:9.9%
  • 50歳代:10.4%
  • 60歳代:15.6%
  • 70歳代:17.5%

単身世帯では年代によって差はありますが、およそ1割から2割弱の世帯が3000万円以上の貯蓄を保有しているようです。

3.2 二人以上世帯の場合

  • 40歳代:13.1%
  • 50歳代:18.8%
  • 60歳代:27.2%
  • 70歳代:25.2%

二人以上世帯ではその割合が高まり、特に60歳代と70歳代では約4世帯に1世帯が3000万円以上の貯蓄を持っている計算になります。

もちろん、この水準の資産を築くためには、現役時代からの計画的な積み重ねが不可欠といえるでしょう。

4. 老後資金を着実に準備するための貯蓄のコツ

「老後」というとまだ先のことのように感じられ、強い意志だけで資金を貯め続けるのは簡単ではありません。着実に資産を形成するためには、毎月決まった額を自動で積み立てる「仕組み」を活用するのが効果的です。

最初に積立額や金融機関を設定する手間はありますが、一度手続きを済ませてしまえば、あとは自動的に貯蓄が進んでいきます。仕事や子育てで忙しい現役世代こそ、こうした仕組みを上手に利用したいところです。

また、積立の方法として預貯金だけでなく「金融商品」の活用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

例えば、多くの金融機関では投資信託の積立サービスを提供しています。投資には元本割れのリスクが伴いますが、預貯金よりも効率的に資産を増やせる可能性があります。

ある程度の貯蓄ができたら、ご自身のリスク許容度を把握したうえで、資産運用を検討してみるのも一つの選択肢です。ゴールデンウィークのような長期休暇は、こうした情報収集や貯蓄計画の見直しを行う良い機会になるでしょう。

5. まとめ:平均値との比較から家計を見直す第一歩を

これまで貯蓄額のデータを見てきましたが、平均値と中央値の乖離が大きいことから、資産の保有状況は人によって大きく異なることがうかがえます。

まずは今回ご紹介した平均値や中央値を参考に、ご自身の家計の現在地を客観的に把握することから始めてみてはいかがでしょうか。

もし現状のままでは将来の貯蓄に不安を感じるようであれば、固定費の削減や貯蓄方法の変更などを検討する必要があるかもしれません。

少し工夫するだけで、収入を大幅に増やさなくても貯蓄ペースを上げることは可能です。ぜひご自身に合ったやり方を見つけてみてください。

※当記事は再編集記事です。

参考資料

マネー編集部貯蓄班