【厚生年金+国民年金】2026年4月15日は年金支給日!「公的年金制度は破綻する?」など年金の《3つの誤解》を解説
内閣府の「3月の消費動向調査」の結果も一覧で紹介。「1年後も物価が上昇する」と9割以上の人が見込む
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内閣府が発表した3月の消費動向調査によると、消費者心理の落ち込み幅がコロナ禍が広がった2020年4月以来の大きさとなりました。
中東情勢の緊迫化や原油高を背景に、実に9割以上の人が「1年後も物価が上昇する」と見込んでおり、家計への不安が急速に高まっています。
このように足元の暮らしへの不安が広がる中、「今のやりくりで精一杯だけど、年金生活になったら生活していけるだろうか。本当に年金は受給できるのだろうか」と将来を危惧する声も増えています。
そこで本記事では、日本の年金制度について語られることの多い3つの疑問について紐解き解説をしていきます。年金制度への理解を深めるきっかけとしてください。
1. 公的年金制度は破綻する?よく聞かれる「3つの誤解」を解説
公的年金制度についてよく聞かれる3つの誤解を取り上げて解説します。
1.1 誤解1:公的年金制度は今のままでは破綻してしまうのか?
日本の公的年金制度には、「マクロ経済スライド」という仕組みが取り入れられています。
この制度は、少子高齢化の進行や平均寿命の延伸といった社会情勢の変化に応じて、年金の給付水準を自動的に調整するものです。
このように、年金財政の均衡を維持するための設計が制度自体に組み込まれているため、「ある日突然、年金の支給が停止する」といった事態は想定しにくい構造になっています。
したがって、重要な論点は「制度が破綻するか否か」ということよりも、将来的にどの程度の給付水準で制度を維持していくかという点にあるといえるでしょう。
1.2 誤解2:現役世代が負担する年金保険料は継続的に引き上げられるのか?
厚生年金の保険料率は2017年以降、18.3%で固定されています。
制度的に、この料率が際限なく引き上げられることはありません。
加えて、女性や高齢者の労働参加が進んだことで保険料収入が増加しており、年金積立金の残高は当初の想定を約70兆円上回る見込みです。
このように、単に国民の負担だけが増加し続けるという単純な話ではないことも、理解しておきたいポイントです。
著者
株式会社モニクルリサーチ
記者/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)/元銀行員
神奈川県出身。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)保有。中央大学文学部社会学科卒業後、みずほ銀行にて確定拠出年金に関する講師として全国の個人投資家向けにセミナーを実施。企業型確定拠出年金(企業型DC)だけでなく、個人型確定拠出年金(iDeCo)も含めた制度や仕組み、投資信託の解説や市況などを伝える。フリーランスを経て、フィンテックベンチャーにて広報を担当。
現在は株式会社モニクルリサーチにて金融関連の取材や自社メディアに関するPR業務も担当。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」では、人事院、内閣府(金融庁、消費者庁、こども家庭庁)、デジタル庁、総務省、法務省、財務省(国税庁)、文部科学省、厚生労働省、農林水産省(林野庁)、経済産業省(中小企業庁)、国土交通省、環境省といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、退職金、資産運用や貯蓄、新NISA、iDeCoなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆している。(2026年7月11日更新)
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)