2. 「平均値」より「中央値」が教えてくれること

この分布を見るうえで、平均値と中央値の違いを押さえておくことが重要です。

3000万円超の高資産層が平均値を上方に引き上げるため、「平均的な数字」だけを見ると実態より豊かに見えてしまいます。自分の立ち位置を正確に測る指標として有効なのが、中央値(データを小さい順に並べたときの真ん中の値)です。

平均値と中央値の違い2/3

平均値と中央値の違い

出所:総務省統計局「中心的な傾向を捉える」

同調査における70歳代・二人以上世帯の平均値は2416万円、中央値は1178万円です。「半数の世帯がこの額より少ない金融資産で暮らしている」と読み替えると、平均値とのギャップの大きさがよくわかります。