6. 【75歳以上 後期高齢シニア夫婦】平均では捉えきれない老後格差の現実
平均貯蓄額2362万円という数字は安心感を与える一方で、実際の家計のばらつきまでは反映していません。後期高齢期の暮らしは、平均から想像される姿よりも大きな差が生まれています。
6.1 「平均」は実態より高く出やすい
貯蓄の分布では、高資産世帯が全体の平均値を押し上げています。そのため、多くの世帯にとっては平均より低い水準に位置しているケースも少なくありません。
6.2 赤字を補える期間に差が出る
平均では毎月約2万円の赤字ですが、それをどれだけカバーできるかは資産額によって大きく異なります。さらに医療費や介護費が加わると、その差はより広がります。
6.3 生活の選択肢にも影響する
資産の違いは、日々の支出だけでなく、住まいやサービス利用など生活の選択肢にも影響します。同じ年齢でも、暮らしの余裕には見えにくい差が生じます。
重要なのは平均との比較ではなく、自分の資産でどれだけの期間生活を維持できるかという視点です。次に見ていく資産寿命の考え方は、この個人差を前提としたものです。