1.2 若年層を襲う「物価高」投資に回す余力が奪われる理由
では、なぜ「NISA貧乏」という言葉がこれほどリアリティを持って語られるのでしょうか。
特に40歳未満の若年層において、消費支出は前年比実質3.6%増加しています。手取り(可処分所得)の伸びが1.1%に留まる中での支出増は、生活にゆとりがあるからではなく、「インフレ(物価高)によって、普通に暮らすだけでコストが上がっている」ためです。
「投資に回すお金がない」というよりも、「物価高で家計に余裕がない中で、無理に投資を捻出しようとして悲鳴を上げている」のが若年層の切実な実態と言えるでしょう。