2. 75歳以上夫婦世帯の家計見直しのポイント

75歳以上のシニア夫婦は老齢年金が主な収入源となり、収入を増やすことは容易ではありません。

老後資金の不足を防ぐためには、家計を見直して無駄な支出を減らすことが重要です。

ここでは、75歳以上の後期高齢シニア夫婦の家計見直しのポイントを3点ご紹介します。

2.1 月々の固定費を削減する

支出を減らしたいのであれば、月々の固定費を削減することが重要です。

毎月固定でかかる支出を減らすことができれば、家計にかかる負担を大きく軽減できます。

例えば、不要なサブスクを解約したり、通信費を安いプランに乗り換えたりすることで固定費を削減できます。

また、コンパクトな住居に住み替えることで家賃などの固定費を減らすというのもひとつの手です。

家計への影響が大きい固定費を見直し、無駄な支出を削減しましょう。

2.2 民間保険の保障内容を見直す

民間の医療保険や生命保険に加入している場合、保障内容を見直すことも家計への影響が大きくなります。

不要な保障は外し、シンプルな保険プランを設計して保険料の負担を軽くしましょう。

75歳以上になると後期高齢者医療制度に加入することになり、医療費の窓口負担は原則1割(所得によっては2割・3割)となります。

加えて「高額療養費制度」によって1カ月の医療費の上限額が定められており、医療費の自己負担が過重になるのを防ぐ仕組みになっています。

民間の医療保険は、こうした公的制度では対象外となる分(差額ベッド代や食事代など)の不足をカバーする目的へシフトし、保険料の負担を抑える工夫をすると良いでしょう。

また、生命保険についてもすでに子どもが独立している場合は、そこまで大きな保障を準備する必要性は低くなる傾向があります。

昔加入したままの生命保険がある場合、一度見直してみても良いかもしれません。

2.3 支出のメリハリをつける

無駄な支出を削減することは大切ですが、何でもかんでも支出を減らせば良いというわけではありません。

支出項目のなかで優先すべきものとそうでないものとで、メリハリをつけることが大切です。

例えば、医療や健康に関する出費はあまり削り過ぎない方が良いでしょう。

健康を損なって入院・手術となれば、かえって大きな支出が発生します。

また、不要なサブスクは解約した方が良いですが、支出を減らすために我慢してまでサブスクを解約する必要はありません。

必要なものと不要なものを見極め、どこを削ってどこにお金を使うかを考えることが大切です。