3. 勤続年数が長いほど賃金は上がる傾向に

勤続年数別に賃金をみると、全体としては勤続年数が長くなるほど賃金も上がる傾向が見られます。

勤続年数別の平均賃金3/3

出所:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」

  • 勤続0年:27万4500円
  • 5~9年:31万2500円
  • 15~19年:37万0800円
  • 25~29年:43万3600円
  • 30年以上:44万4200円

このように、勤続を重ねるほど賃金水準は着実に高まっており、長く働き続けることが収入の伸びにつながっている様子がうかがえます。

企業規模別にみても、この傾向はおおむね共通しています。男女計の平均賃金をみると、例えば次のとおりです。

3.1 【大企業】

  • 勤続0年:29万2600円
  • 勤続15~19年:41万5000円
  • 勤続25~29年:50万7500円

3.2 【中企業】

  • 勤続0年:27万3400円
  • 勤続15~19年:35万3600円
  • 勤続25~29年:40万7500円

3.3 【小企業】

  • 勤続0年:25万5200円
  • 勤続15~19年:33万3400円
  • 勤続25~29年:36万4900円

どの企業規模でも、勤続年数が長くなるにつれて賃金は上昇しています。

一方で、同じ勤続年数でも企業規模による差は小さくありません。

例えば勤続25~29年では、大企業50万7500円に対し、中企業40万7500円、小企業36万4900円となっており、長く勤めるほど企業規模による差も広がる傾向が見られます。

また、同資料によれば、最も賃金が高い勤続年数階級は次のようになっています。

  • 男女計:「30年以上」44万4200円
  • 男性:「25~29年」46万3900円
  • 女性:「30年以上」37万5300円

このことから、勤続年数は賃金を左右する重要な要素のひとつといえます。

ただし、賃金の伸び方には企業規模や男女差もみられるため、将来の収入を考える際は、勤続年数だけでなく、勤務先の規模や働き方もあわせて見ておきたいところです。