2. 企業規模によって賃金格差はどのくらいあるのか
企業規模によって、賃金水準にははっきりとした差がみられます。
厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」の企業規模別データによると、男女計の平均賃金は、大企業が38万5100円、中企業が32万6200円、小企業が30万5600円でした。
単純に月額だけで比べても、大企業と小企業では月に7万円以上の開きがあります。
年間ベースで考えると差はさらに重くなり、賞与や各種手当も含めた年収では、勤務先の規模によって家計への影響がいっそう大きくなるでしょう。
賃上げの流れが続いているとはいえ、その恩恵の受けやすさには企業規模による差があるとみられます。
また、こうした差は全年代で一律ではありません。
例えば男女計でみると、年齢が上がるにつれて差が広がる傾向もうかがえます。
- 20~24歳
大企業:25万8400円/中企業:23万7600円/小企業:22万6300円 - 25~29歳
大企業:30万1700円/中企業:27万600円/小企業:25万8200円 - 30~34歳
大企業:34万4600円/中企業:29万9400円/小企業:28万6500円 - 35~39歳
大企業:38万6300円/中企業:32万2300円/小企業:30万5300円 - 40~44歳
大企業:42万2000円/中企業:34万6100円/小企業:31万8900円 - 45~49歳
大企業:43万9300円/中企業:36万2100円/小企業:33万円 - 50~54歳
大企業:44万7600円/中企業:37万6000円/小企業:33万6600円 - 55~59歳
大企業:46万5900円/中企業:37万6700円/小企業:33万5100円 - 60~64歳
大企業:35万7700円/中企業:31万6200円/小企業:31万5700円 - 65~69歳
大企業:29万4600円/中企業:28万4600円/小企業:28万1000円
若いうちは差が比較的小さく見えても、勤続や昇進を重ねるなかで企業規模による格差が広がりやすい点は見逃せません。
