2. 年収500万円・40歳未満・独身世帯のケーススタディ|手取りはいくらになる?
それでは、具体的なモデルケースとして、東京都在住で協会けんぽに加入している40歳未満の単身世帯の方が、年収500万円(賞与なし)を12分割で受け取る場合の手取り額をみていきましょう。
2.1 月々の給与から天引きされる社会保険料の内訳
年収500万円を12カ月で均等に割ると、月収は約41万7000円です。
協会けんぽ(東京都)の保険料率を基に計算すると、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料を合わせた社会保険料は、年間の合計額で約71万円から73万円程度が目安です。
さらに、令和8年(2026年)4月からは「子ども・子育て支援金」制度が新たにはじまります。
年収500万円(標準報酬月額41万円)の方の場合、加入している保険制度によって異なりますが、月々500円から700円ほどが追加で徴収される見込みです。
2.2 所得税・住民税はいくら引かれる?税額の目安
所得税の計算は、給与所得から社会保険料の合計額や「基礎控除」などを差し引いて課税所得を求め、それに基づいて行われます。
令和7年・8年分については、合計所得金額に応じた基礎控除の引き上げが適用され、例えば給与所得356万円の方なら68万円が控除されます。
この計算に基づくと、所得税の年額は約11万円から13万円が目安となります。
住民税は、住民税用の基礎控除(43万円)を適用して計算します。
東京都の特別区に住んでいる場合、所得割(原則10%)に均等割や森林環境税が加算され、年間の納税額は約24万円から26万円が目安です。
2.3 シミュレーション結果:年収500万円の最終的な手取り額
ここまでの計算を合計すると、年収500万円から天引きされる社会保険料と税金の総額は、年間で約106万円から112万円ほどになります。
その結果、年間の手取り額は「約388万円〜394万円」が目安です。
これを1カ月あたりに換算すると「約32万円〜33万円」となり、これが生活費や貯蓄に充てられる金額の目安となります。
