2. 植物のお世話が難しい場合の選択肢
「水やりに通えない」「できるだけ放置に近づけたい」といった場合は、無理に植物にこだわる必要はありません。
防草シートの上に人工芝を敷く方法は、見た目の緑を保ちながら管理の手間を大きく減らせるため、「雰囲気は残したいけれど手入れは難しい」という方に向いています。
また、防草シートと砂利を組み合わせる方法は、コストと手間のバランスが良く、現実的な選択肢として多く選ばれています。
歩くと音が出るため、防犯面での安心感にもつながります。 コンクリートで固める方法もありますが、「できるだけ自然な雰囲気を残したい」という方には、こうした方法の方が取り入れやすいでしょう。
3. 防犯と景観を両立させる「プラスアルファ」の植栽
雑草対策という実用面に加え、家の安心を守る機能や、庭の景観を整える美しさを備えた植物もあわせてご紹介します。
3.1 メギ(目木)
窓の下などに植えることで、その鋭いトゲが侵入しにくい環境づくりの一助となり、自然な形で防犯面の抑止効果が期待できます。 ただし、人がよく通る場所や隣地との境界付近に植えるとケガやトラブルの原因になるため、場所選びには注意が必要です。
3.2 タマリュウ(玉竜)
日陰にも強く、和の趣を感じさせる落ち着いた緑で、足元を静かに彩ってくれます。和風・洋風どちらの雰囲気にもなじみやすく、手入れの負担も比較的少ないのが特徴です。 ただし、横に広がる力はそれほど強くないため、これだけで雑草を抑えるのはやや難しい面があります。
雑草対策として取り入れる場合は、防草シートと組み合わせるなどの工夫をするとより効果的です。
著者
樹木医の鈴森真樹を中心に、日本園芸協会認定ガーデンコーディネーターや第二種電気工事士などの資格保有者などを含めたメンバーで構成される、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のガーデニング企画担当チームです。
季節の寄せ植えや、初心者でも育てやすい多年草・宿根草、季節を彩る一年草など草花の情報から、室内で1鉢から楽しめる観葉植物や多肉植物のこと、ベランダ栽培もできるハーブや野菜などの家庭菜園企画まで、幅広いガーデニング情報をお届けしています。
ガーデニング関連書籍の企画・編集などの経験者、初心者ガーデナーなどの各メンバーが、それぞれの視点を生かした企画を担当しています。(2026年3月23日更新)。
監修者
LIMO編集部
樹木医/1級造園施工管理技士/ライター
樹木医、1級造園施工管理技士、一般毒物劇物取扱者の資格を持つ、植物と造園の専門家。
日本大学生物資源科学部を卒業後、同大学院にて外来植物について研究し、修士号を取得。大学在学中に参加していた、自然環境保全活動を行うNPO法人のインターンシップでは、都市公園での外来動植物管理や環境教育などの活動を3年間経験し「人と自然との関わり」について実践を通して学んだ。
大学院卒業後はテーマパークの植栽管理業務に7年間従事。多種多様な植物のメンテナンスや空間演出のほか、樹木の診断や安全管理に携わった。現在はくらしとお金の経済メディア「LIMO」でガーデニングやアウトドアに関する記事の執筆や編集・監修を担当。育てやすい植物の紹介や栽培のコツなど、自身の経験と知識をもとにした、わかりやすい記事の執筆が強み。
秋田県在住で、趣味はガーデニングとアウトドア。学生時代のキャンプ場でのアルバイト経験や15年以上の登山歴を持つ。現在は育児中のため、子連れハイキングやファミリーキャンプを楽しみながら、東北の自然を満喫している。