3. 【富士通(6702)】株主還元の視点で見る!年間配当28円から「50円」へ大幅アップ!
最後に、富士通(6702)の最新の業績推移を確認しましょう。
富士通株式会社「2026年3月期第3四半期の連結業績(2025年4月1日~2025年12月31日)」
出所:富士通株式会社「2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」
3.1 3つのポイントで業績チェック
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本業の利益が大幅増!
→一過性の損益を除いた「調整後営業利益」は2291億円と、前年同期比で67.1%の大幅増益を達成 -
最終利益は3.9倍に急増
→親会社の所有者に帰属する四半期利益は3436億円(前年同期は880億円)、約290%増という高い成長 -
1株利益も着実に成長
→調整後の「基本的1株当たり四半期利益」は96.81円に上昇(前年同期は58.52円)、還元力の源泉となる稼ぐ力が強まる
親会社の所有者に帰属する四半期利益は3436億円と大幅に伸長しました。これには事業再編に伴う影響も含まれますが、一過性の要因を除いた『調整後利益』でも1714億円(前年同期比60.2%増)と着実な成長を見せています。
これらの好業績を受け、投資家への利益還元姿勢も強まっていることがわかります。
3.2 具体的な還元策と財務の状況
配当予想の修正
配当の状況
出所:富士通株式会社「2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)」
2026年3月期の年間配当は、前期の28円から50円へと大幅な引き上げが予想されています 。
財務と自社株買いの両立
親会社の所有者に帰属する持分比率は62.2%(前年度末は49.8%)まで上昇し財務基盤が強固になる中、当第3四半期累計で約847億円の自己株式取得を実施し、1株当たりの価値向上を図っています。自己株式の取得は、発行済株式数を抑制することで中長期的な「1株当たりの利益(EPS)」の向上に寄与することが期待されます。
財務基盤の強化と相まって、株主価値の向上を重視する同社の姿勢が示されています