8. 60歳代単身世帯の50.7%「年金だけじゃ生活費をまかなえない」…シニアのリアルと老後対策

今回は、2026年度の年金額改定の最新情報と、60歳から80歳代までの年代別平均受給額、そしてシニア世代のリアルな生活意識について解説しました。

年金受給額はプラス改定となったものの、「物価上昇」や「医療費の負担増」によって生活にゆとりを感じられない世帯が多いのが実情です。

J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」の結果によると、特に単身世帯の60歳代では、半数以上が「日常生活費をまかなうのが難しい」と感じるなど、厳しい現実も浮き彫りになっています。

受給額には現役時代の働き方によって大きな個人差が出るため、平均額はあくまで目安として捉える必要があります。

一方で、2025年の法改正によって「106万円の壁」が撤廃される方向となり、パートやアルバイトの方も社会保険に加入しやすくなりました。社会保険への加入は手取りの一時的な減少を伴いますが、「将来の厚生年金の上乗せ」や「病気・ケガの際の保障充実」といった長期的なメリットは計り知れません。

年金制度や経済状況が変化し続ける今、まずは「ねんきん定期便」等でご自身の受給見込み額を把握することが第一歩です。

制度の改正を上手く活用しながら、ご自身のライフスタイルに合った働き方を選び、早めの老後対策を検討してみてはいかがでしょうか。

参考資料

マネー編集部年金班