我が家では、悩んだ挙句に民間学童保育を選択しました。これから学童を選ぶ方のために、民間学童保育を選んだ理由と利用して感じたことをお伝えします。
「宿題サポートサービス」が決め手
筆者はぎりぎりまで、どの学童保育にするか悩みました。そして、民間学童保育に決めました。決め手になったのは「宿題サポートサービス」です。
公立学童保育は同じクラスのお友達もいるでしょうし、学校との連携も取りやすいため子どもにとっても良い環境だと感じました。しかし、最寄りの公立学童保育には、宿題を「完了させるまで」見守る仕組みはありませんでした。
我が子は、お友だちが大勢いて遊んでいる中では、宿題を終わらせることはできないタイプです。だから、別室で宿題を完遂させるシステムになっている民間学童保育は非常に魅力的でした。
学校以外に居場所がある安心感
実際に子どもを民間学童保育に入れて、「学校以外に居場所があるっていいことだな」と感じました。
クラスで嫌なことがあっても、学童に行けば学校も国籍も違うお友達が集まっているため、気持ちをリセットできます。もちろん、環境が大きく変わるストレスもあるでしょうが、我が家の場合は民間学童保育・学校それぞれが居場所となってバランスが取れているように感じます。
公立学童保育でも同じようにリセットできると思いますが、筆者の最寄りの民間学童保育は公立学童保育よりも、子どもたちの小学校がばらばらだったため、より「学校とは違う居場所」という感覚が強いようです。
「民間?公立?」ママたちに聞いた選んだ決め手
我が家は上記の経緯で民間学童保育に決めましたが、他の家庭はどうなのかママたちに聞いてみました。
民間学童保育を選んだ理由
「臨機応変に対応してもらえるし、オプションの習い事が充実しているから」
「長期休暇などは、お弁当を別料金で出してもらえるから夏休みも安心」
「宿題を必ずやってきてもらえるから」
「預かり時間が公立学童保育より長かったから」
公立学童保育を選んだ理由
「お友だちがたくさんいる」
「学校から近い」
「イベントが多くて子どもたちが楽しめるから」
「学校行事をきちんと把握しているから」
民間学童保育を選ぶ世帯の多くが、習い事を重視していました。公立学童保育は、施設によりますが習い事などでの中抜けを認めず、中抜けしたら戻れないなどのルールがあることが多いため、費用面は厳しいものの民間学童保育を選択しているようです。
費用面について「高額すぎないか」と聞いたところ、多くのママたちが「保育料とそれほど変わらないから」と答えていました。確かに共働き世帯は所得が上がるため、保育料の負担も大きく、それと比較すると民間学童保育の利用料は負担感が大きくなかったのかもしれません。
まとめ
働いているパパママの多くが学童保育を利用しますが、その際「公立にするか」「民間にするか」は悩ましい問題だと思います。
それぞれにメリット・デメリットがありますし、子どもとの相性があります。学童保育に何を求めるのか、何時まで預けなければならないのか、など各家庭の状況に合わせて選ぶとよいですね。
【参考】
『平成30年(2018年)放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況(平成30年(2018年)5月1日現在)』厚生労働省
『放課後子供教室の取組・現状・課題について 平成30年11月2日』文部科学省
『~放課後子供教室等について~(学校支援地域本部・土曜日の教育活動)』文部科学省生涯学習政策局社会教育課
平林 亮子