1. 知っておきたい代表的なシニア向けの給付金5選

給付金について知っているかどうか、動けるかどうかで受取額が大きく変わります。代表的な5つの制度を順番に見ていきましょう。

1.1 年金だけでは心もとない人の味方|年金生活者支援給付金

老齢年金の受給額が一定ラインに届かない方へ、年金に上乗せして支払われる給付金制度です。2026年度の基準額は月額5620円で、振込スケジュールは年金本体と同じく、偶数月にまとめて届きます。

対象者には日本年金機構から案内はがきが届きますが、届いたことに気づかなかったり、返送を後回しにしているうちに期限を過ぎてしまうケースが少なくありません。

初回の手続きさえ済ませれば、翌年度以降は自動継続されます。ただし年収が増えて要件を外れると支給は停止されるため、収入に変動があった年は改めて確認しておきましょう。

「対象かどうかわからない」と思ったら、はがきを待たずに最寄りの年金事務所へ電話するのが最短ルートです。ねんきんダイヤル(0570-05-1165)でも相談できます。

1.2 再雇用で給料が下がったら|高年齢雇用継続基本給付金

定年後に同じ会社や別の職場で働き続ける際、収入が大きく減ることは珍しくありません。

60歳到達時の賃金から75%未満に下がった場合、下がり幅に応じて現行賃金の最大10%分を国が補ってくれるのがこの制度です。利用できるのは、雇用保険に通算5年以上加入している60〜64歳の方です。

手続きは勤務先が行ってくれるため、労働者自身での申請は不要です(自分で申請しても問題ありません)。要件に該当している場合、念のため勤務先に手続きが進んでいるか確認してみてください。