2. 年金から天引きされる税金・社会保険料、5つの項目とは?
現役時代、毎月の給与や賞与から税金や社会保険料が天引きされ、額面と手取りの差に驚いた経験がある方も多いでしょう。実は、老後の年金からも同じように天引きが行われるのです。
公的年金から天引きされるお金は、主に以下の5種類です。
- 所得税と復興特別所得税
- 住民税と森林環境税
- 国民健康保険料
- 後期高齢者医療保険料
- 介護保険料
※国民健康保険料と後期高齢者医療保険料は、どちらか一方のみが天引きされ、両方が同時に引かれることはありません。また、これらの項目はそれぞれ天引きされるための要件があり、必ずしも全員が対象となるわけではありません。
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
2.1 天引き項目1:所得税・復興特別所得税
所得税は、個人の所得に対して課される税金です。年金の支給額から公的年金等控除や基礎控除、配偶者控除などを差し引いた「課税所得」に、所定の税率をかけて計算されます。また、平成25年1月1日から令和19年12月31日までの所得については、復興特別所得税も合わせて徴収されます。
例えば、年金から各種控除を差し引いた「課税所得」が194万9000円以下の場合、所得税率は復興特別所得税を含めて5.105%となります。
