4.3 ケース3:老齢基礎年金を繰上げ受給中の場合
最後に、老齢基礎年金を繰上げ受給している方のケースです。
給付金の受給資格が発生すると見込まれる場合、65歳になる誕生月の初旬(1日生まれの方は前月初旬)に「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届きます。
書類が届いたら、必要事項を記入し、目隠しシールを貼って切手を貼付の上、ポストに投函してください。
※支給要件に該当するか確認できない方には、年金生活者支援給付金請求書(A4型)および所得情報等を確認するための所得状況届が届きます。
一度手続きをすれば、その後は支給要件を満たし続ける限り、給付金は継続して受け取れます。
もし支給要件から外れた場合は、「年金生活者支援給付金不該当通知書」が届き、支給が停止されます。
なお、2025年1月以降に65歳になり、日本年金機構から「年金生活者支援給付金請求書(はがき)」が届いた方は、郵送だけでなく「電子申請」も利用できます。電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要です。
5. 【参考】国民年金・厚生年金の平均受給月額はいくら?
参考として、現在のシニア世代が受け取っている公的年金の平均額についても見てみましょう。
厚生労働省の「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金の平均月額は以下の通りです。
5.1 国民年金の平均月額
- 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
- 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
- 〈女性〉平均年金月額:5万7582円
5.2 厚生年金の平均月額(国民年金を含む)
- 〈全体〉平均年金月額:15万289円
- 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
- 〈女性〉平均年金月額:11万1413円
現役時代の働き方や加入期間によって受給額は決まるため、個人差が大きいのが特徴です。
6. まとめ
本記事では、年金生活者支援給付金について、対象者の条件、給付額、手続き方法を解説しました。
この給付金は、公的年金の収入だけでは生活が厳しい方を経済的に支えるための重要な制度です。
ご自身が対象となるかどうか、この機会に一度確認してみることをお勧めします。
手続きについては、対象となる方に日本年金機構から案内が届くため、見落とさないように注意しましょう。
もしわからないことがあれば、最寄りの年金事務所や「ねんきんダイヤル」へ相談してみるのも一つの方法です。
これからの生活をより安心して送るために、利用できる制度は積極的に活用していきましょう。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「老齢(補足的老齢)年金生活者支援給付金の概要」
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度 特設サイト」
- 日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 日本年金機構「老齢基礎年金を新規に請求する方の請求手続きの流れ」
- 厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- LIMO「年金生活者支援給付金、あなたは対象?所得などの支給要件や手続き方法をわかりやすく解説」
マネー編集部社会保障班


