2. 運用結果に差が出る理由
定期預金と投資信託では、そもそもリスクが異なります。そのため、リターンに違いが生じ、運用結果にも差が出るのは当然です。その他にも、運用結果に差が生じやすくなるいくつかの要因があります。
2.1 理由その1:複利
毎月の積立額は同じでも、資産を「預ける場所」によって将来の資産額は大きく変わります。新NISAと銀行の定期預金がその例ですが、差が生まれる理由の一つに、複利効果も挙げられます。
複利とは、運用で得た利益を再び投資に回すことで、利益がさらに利益を生む仕組みのことです。例えば年5%で運用した場合、最初は元本に対して5%の利益が生じます。
その利益を再投資すると、翌年は元本と利益を合わせた金額に対してリターンが付きます。この仕組みが続くことで、時間が経つほど資産の増え方が大きくなっていきます。特に10年、20年、30年といった長期の運用では、この複利が資産形成に大きな影響を与えます。
銀行の定期預金にお金を預ける際は、元利継続を選択すると複利効果を得やすくなります。ただし、金利が低いと資産の増加ペースは緩やかになります。
2.2 理由その2:NISAは税金がかからない
NISAは少額から投資ができる非課税制度です。運用で得られた利益が非課税になるため、長期で積み立てを続けるほど、この非課税メリットは資産形成に大きく影響します。
定期預金や個人向け国債は、基本的に非課税扱いにはなりません(※マル優やマル特以外)。運用できる原資が課税によって減らないという点においては、NISAの方が運用は効率的です。